近年サバイバルゲームが人気で、ミリタリースタイルも身近なファッションになってきていますよね。
ミリタリーファッションの中でも普段のコーデに取り入れやすいのは、ミリタリーブーツではないでしょうか?
今回はミリタリーブーツの種類や特徴、おしゃれな履き方や選び方、おすすめのブランドを紹介します。
この記事のライター

<資格>
・ファッションデザイナー・服飾士
ミリタリーブーツとは?
ミリタリーブーツとは、軍隊が使用していたブーツの総称のこと。
- 軍隊用の「コンバットブーツ」
- 特殊部隊用の「タクティカルブーツ」
- 亜熱帯地域用の「ジャングルブーツ」
- 砂漠地帯用の「デザートブーツ」
呼び方は違いますが、まとめてミリタリーブーツと呼びます。
一見すると同じように見えるかもしれませんが、それぞれの環境や状況に合わせて最適な素材や形状・カラー・機能性が備えられています。
では簡単に一つずつブーツの特徴を紹介します。
コンバットブーツ
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コンバットブーツは、軍隊で使用するオーソドックスな戦闘用のブーツ。
耐久性や防水性にも優れているのが特徴。
ガッチリとしたデザインで、タフでヘビーな印象ですね。
タクティカルブーツ
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タクティカルブーツは、軍隊の中でも特殊部隊の兵士が履くことの多いブーツです。
軽量で動きやすく、滑りにくいビブラムソールが多く使われているのも特徴ですよ。
ジャングルブーツ
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ジャングルブーツは、熱帯地域用のブーツです。
革とコットン素材で作られているのが特徴。
靴内の蒸れを防ぐための換気口があり、高温多湿のジャングルでの使用に適した仕様になっていますね。
デザートブーツ
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デザートブーツは砂漠地帯用のブーツ。
砂との摩擦で痛みにくい様に、アッパーにはスエード素材を使用し、靴底は熱い砂の上を歩くことを考えて、熱に強い素材で作られたミリタリーブーツですよ。
ミリタリーブーツのおしゃれな履き方や選び方
ミリタリーブーツは、秋冬ファッションに一足持っておくとコーデの幅を広げてくれます。
しかし、
- 『どのように履きこなせばいいのかわからない!』
- 『どのブーツがオシャレなのか自分で選ぶ自信が無い…』
という方も多いのではないのでしょうか?
続いてはミリタリーブーツのおしゃれな履き方や選び方を紹介します。
おしゃれな履き方
①ブーツイン
ミリタリーブーツの「ブーツイン」は、ワイルドな無骨系コーデと相性のいい履き方です。
ブーツインするときは、ふくらはぎにかかるくらいの長さのミリタリーブーツで、履き口がピッタリし過ぎていないものがいいですよ。
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履き口にゆとりがないとパンツの裾が入りにくく、ダボついて大きく膨らんでしまいます。
ダボついたスタイルでは、「おしゃれ感」や「こなれ感」がなくなり、残念なブーツインスタイルになってしまうので要注意。
ルーズさも残しつつスマートに履くことが、ミリタリーブーツのオシャレな履き方です。
②ロールアップ
裾を「ロールアップ」してミリタリーブーツをメインにしたコーデもオシャレですね。
タイトめなシルエットのデニムなど相性抜群です。
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また、ツイード素材のボトムスなど、少しゆったりめのシルエットをロールアップして合わせると、トラッドなスタイルで大人の雰囲気が演出できます。
ボトムスをロールアップしてミリタリーブーツに視線を集め、バランスよく見せるのがオシャレな履き方です。
ミリタリーブーツの選び方
ミリタリーブーツ選びで重要なポイントは3点。
- 履き口のボリューム
- つま先の形
- 靴底の厚さ
どのような雰囲気のコーデにしたいかで、選ぶデザインは変わってきます。
ワイルド感を演出したい場合
履き口にボリュームがあり、つま先は丸みを帯びていて、靴底はブロックソールのように厚みのある物を選んでください。
キレイめでシックな雰囲気を演出したい場合
履き口がすっきりとしていて、デザインはシンプルでボリュームを抑えたブーツを選んでください。
また、サイドジップがついていると脱ぎ履きがしやすく、紐を結びなおす必要もないので楽ですよ。
好みのスタイルに合った、ミリタリーブーツを選んでくださいね。
ミリタリーブーツのメンズコーデのコツは?
ミリタリーブーツは、ワイルドにもカジュアルにも幅広いコーデを楽しめます。
大人カッコよくコーデするにはどうしたらいいのでしょうか?
ポイントさえ押さえていれば、簡単にコーデに取り入れられますよ。
続いてはミリタリーブーツのメンズコーデのコツを紹介します。
MA-1と合わせる
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同じミリタリーアイテムのMA-1との相性はもちろん抜群ですね。
カジュアルになり過ぎないようにシルエットは太くしす過ぎず、黒をベースにしてキレイめな雰囲気を演出。
ジャンプスーツと合わせた個性を感じる着こなしです。
レザージャケットで男らしく
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ミリタリーブーツのワイルドさに、大人っぽさや男らしさを加えてくれるレザージャケット。
ブーツと色を合わせれば統一感も出て、バランスのいい着こなしになります。
白シャツでキレイめに着こなす
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白シャツと合わせることで無骨な雰囲気が和らぎ、爽やかで清潔感のある着こなしになります。
多くの方からオシャレに見られたい方は、キレイめな雰囲気を作ることが重要ですよ。
カーゴパンツと合わせる
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ミリタリーなボトムスといえば「カーゴパンツ」ですね。
カーゴパンツはカジュアルな雰囲気が少し強くなるため、白シャツやロングコートで大人っぽさを演出しています。
古着ミックススタイル
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古着やアメカジ好きにおすすめの古着ミックススタイル。
ヴィンテージなミリタリージャケットに、上品なカーゴパンツを合わせて大人っぽい雰囲気も作っていますね。
無骨さにヴィンテージの渋い雰囲気がマッチし、個性のある着こなしになっています。
ミリタリーブーツの人気ブランド8選
編み上げのタイトさと、メンズらしいガッチリとしたデザインを合わせ持つミリタリーブーツは、おしゃれメンズに欠かせませんね。
続いてはミリタリーブーツの人気ブランドを紹介します。
ROTHCO(ロスコ)
ロスコは、1953年設立のアメリカの老舗ミリタリーブランドですよ。
スエードレザーとコーディラナイロンを採用した本格的なミリタリーブーツは、落ち着いたカラーリングで幅広いスタイルに合わせやすくてメンズに人気。
ブーツの紐を緩めれば、簡単に脱ぎ履きもできる便利なブーツです。
AVIREX(アビレックス)
アビレックスは、フライト・ジャケットの代表的ブランドで、ミリタリーアイテムを多く扱っているブランドです。
しっかりとしたデザインにサイドジップがついているので、脱ぎ履きしやすいのが特徴。
ベルクロ式でジップが隠れるようになっているので、擦れて傷つく心配のない仕様になっています。
ALPHA INDUSTRIES(アルファインダストリーズ)
アメリカで設立されたアルファインダストリーズは、一般市場のアパレルはもちろん、アメリカ軍にMA-1やフライトジャケット、ミリタリージャケットを供給しているブランドです。
アッパーに本革(クレイジーホース)を使用したブーツ。
カジュアル感が強めの存在感あるブーツですね。
また、グッドイヤーウェルト製法(アッパーとソールをジョイントする製法の一つ)や、クッション性のあるインソールなど、細部にまでこだわって仕上げられています。
ミリタリーブーツのハードさはしっかりとありながらも、キレイめな雰囲気もあり、大人メンズにもおすすめの一足ですよ。
BATES(ベイツ)
ミリタリーブーツと言えば名前が上がってくるブランドの一つであるベイツ。
タフでコンフォート性の高いミリタリーブーツですよ。
サイドジップで脱着がしやすく、バックサイドのカッティングとシャーリングで足首の動きも軽快。
ソールはランニングシューズと同様に軽量かつ柔軟性が高く、長時間の使用でも快適さをキープしてくれます。
BelleVille(ベルヴィル)
1904年アメリカ発のベルヴィルは、ミリタリーブーツを主力としたブーツメーカー。
米軍にも採用されるほど機能性は高く、男心をくすぐる無骨なデザインが特徴です。
アッパーにレザーを使用したデザートブーツ。
アウトソールはビブラームソール、防水性がありながら通気性にも優れ、機能性高く仕上がっていますよ。
Rocky(ロッキー)
アメリカで創業されたロッキーは、ロッキーブランズが運営するフットウエアアパレルブランドで、米国軍隊向けにも販売しています。
ミリタリー好きも満足な無骨な表情のブーツ。
アッパーはレザーにゴアテックスも備わっており、防水透湿に優れます。
ソールは滑りにくいビブラムソールが採用されており、1ランク上の耐久性・機能性を備えた一足ですよ。
Danner(ダナー)
1932年アメリカ発祥のダナーは、ワークブーツから広く知られるようになり、アウトドアブーツメーカーとして非常に高い評価を受けているブーツブランドです。
アメリカの警察や特殊部隊で実際に履かれているモデルの「パトロール」。
アッパーにはフルグレインレザーと、1000デニールコーデュラナイロンを使用し、軽量ながらも高い耐久性を誇ります。
ライニングには100%防水に加え、透湿性も併せ持つゴアテックスが採用されており、非常に実用性に優れた一足になっていますよ。
コスパ抜群でおすすめのミリタリーブーツ
ミリタリーブーツは、コーデに取り入れるだけで、メンズらしい独特の雰囲気を演出できるアイテムですね。
しかし、『ブランドものは高くてなかなか手が出せない…』という方に、予算10,000円以下で購入でき、満足度の高いアイテムを紹介します。
最後はコスパ抜群でおすすめのミリタリーブーツを紹介します。
屈強で無骨なデザイン
屈強で無骨なデザインのミリタリーブーツ。
革と合皮とコーデュラナイロン生地の組み合わせで、とても丈夫な作りになっています。
サイドジッパーが付いているため、脱ぎ履きがしやすいですね。
ワイルドなデザインがかっこいいアイテムです。
サイドジップ付き
ミリタリー特有の雰囲気が印象的な、サイドジップ付きのミリタリーブーツ。
存在感のあるデザインながら、軽量でソフトな履き心地なのでスニーカー感覚で履けますよ。
シンプルなデザインにしっかりと作られた厚めのソールで、カーコパンツなどのミリタリーファッションとの相性も抜群な一足です。
迷彩柄のキャンパス地を使用
迷彩柄のキャンパス地を使用したミリタリーブーツ。
スエードフェイクレザーとキャンパス地を使用し、耐久性にも優れていますね。
サイドジップ付きで着脱もスムーズなので、いろいろなシーンで活躍してくれるアイテムです。
異素材の組み合わせがおしゃれ
異素材の組み合わせが特徴のジャングルブーツ。
フェイクレザー×キャンパス地の組み合わせで、デニムと相性抜群ですね。
シンプルなデザインでブーツインスタイルがよく似合う一足です。
軽量設計で履き心地も抜群
軽量設計で履き心地のいいミリタリーブーツ。
柔軟性と曲げ強度に優れたアクションレザーを使用し、軽量設計で足への負荷を軽減する工夫が施されています。
サイドジッパーにより脱ぎ履きも楽にできるのは嬉しいポイントですね!
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あとがき
いかがでしたか?
ミリタリーブーツと言っても、いろいろなデザインや素材がありますね。
いつものコーデにミリタリーブーツをプラスして、普段と違うファッションを楽しむのもいいですね。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
今回はミリタリーブーツの種類や特徴、おしゃれな履き方や選び方、おすすめのブランドを紹介しました。