冬のおしゃれに大活躍するダウンジャケットやダウンコートですが、みなさんはどのようにお手入れしていますか?
クリーニングに出す方が大半だと思いますが、ダウンジャケットをクリーニングに出すとお金もかかるし、取りに行くのが面倒だったりしますよね。
できるなら自宅で気軽にお手入れしたい!
そこで今回は【最新版】ダウンジャケット・コートの自宅での洗濯方法は?正しい保管方法や収納アイテムを紹介します。
この記事のライター
10代の頃からファッションや美容に興味があり、子育て真っ只中な現在でもおしゃれが大好き!
ライターとして約10年で得た知識や経験のみならず、最新情報を読者目線で発信しています。
<資格>
・ファッションデザイナー・服飾士
ダウンジャケットの自宅での洗濯方法
「ダウンジャケットはクリーニングに出すしかない…」と諦めていませんか?
デリケートで手入れが大変と思われているダウンジャケットですが、実は表地の素材によっては自宅でも洗濯可能なんです。
自宅で簡単に洗濯ができれば、お財布にも優しく、取りに行く手間も省けて嬉しいですよね。
①まずは洗濯表示チェック、手洗いできるか確認
全てのダウンジャケットが自宅で洗濯できる訳ではありません。お手入れ前にまずは洗濯表示タグを確認しましょう。
参照元URL:https://www.mercari.com/jp/
洗濯機マークか手洗いマークが表示されていれば、自宅でも洗濯可能です。
洗濯表示は平成28年(2016年)12月に変更されたので、それよりも前に購入したアイテムをお持ちの場合は旧洗濯表示を参照ください。
参照元URL:https://www.caa.go.jp/
もしも水洗い不可だったとしても、ダウンジャケットやコートの表地素材が
- ナイロン
- ポリエステル
- コットン素材
などであれば、洗濯できるんですよ。
本革やフェイクレザー(合皮)のダウンジャケットは、革が劣化したり色落ちしてしまう可能性があるため、自宅での洗濯は諦めてクリーニングに出すことをおすすめします。
またウールやシルクのダウンジャケットは、洗濯すると縮んでしまう可能性があるため、できるだけクリーニングに出しましょう。
【自宅で手洗い可能素材】
- ナイロン、ポリエステル、コットン
【クリーニングに出すのがおすすめの素材】
- レザー、フェイクレザー、ウール、シルク
②ダウンジャケットを洗う準備
- ダウンジャケット用の洗剤orおしゃれ着洗い用の中性洗剤
- 石鹸
- スポンジ(※研磨剤が無いもの)
- ハンガー(アームが長いもの)
- バスタオル
ダウンジャケット用の洗剤があるといいですが、無くてもおしゃれ着洗い用の中性洗剤で大丈夫!
スポンジは生地を傷めてしまう可能性があるため、研磨剤入りではないスポンジを準備してくださいね。
とくに買い足さなくても、普段自宅で使用しているものばかりなので、気軽にダウンジャケットの洗濯にトライしていただけます。
▼おすすめのダウン用洗剤▼
【ジョイベックSプレミアム】
▼おすすめのおしゃれ着用洗剤▼
【がんこ本舗 「海へ…」】
続いて洗濯方法や注意点を細かく工程に分けて紹介します。失敗しないよう1つずつしっかり確認して行ってくださいね。
それではダウンジャケットの自宅での洗濯方法を動画で紹介します。
▼洗濯方法を動画で確認する▼
③フードなどを外し、ファスナーを閉める
参照元URL:https://www.roco2web.com/
ダウンジャケットにフードが付いている場合、取り外しが可能であれば外して別で洗います。
ファスナーはすべて閉めておくと型崩れ防止になり、洗濯中にひっかけて生地を傷めてしまうことも防げますよ。
④前処理をする
自宅で洗った後によくありがちなのが、「せっかく洗ったのに汚れが残っていた」ということ。
ダウンジャケットやコートを洗濯する前処理として、汚れが付着しやすい、
- 首元
- 袖口
- 裾部分
- ポケット口
を、事前にしっかりと落としていきます。
参照元URL:https://esse-online.jp/
ナイロンやポリエステルだと石鹸でOK!
ウールなどデリケートな素材のダウンジャケットやコートは、おしゃれ着洗い用の中性洗剤を使用してください。
石鹸を汚れがひどい部分に軽く塗りつけるか、洗剤を薄めた液にスポンジをたっぷりとつけ、軽く叩くように汚れを落としていきます。
決してゴシゴシと強くこすらず、優しく丁寧に行ってくださいね。
⑤押し洗い→軽く脱水
前処理が済んだら、浴槽か洗濯機に水を溜め、適量の洗剤を溶かします。
洗剤の量は各容器に記載されているので確認してくださいね。
洗濯機だと深くて洗濯しにくいと思うかもしれませんが、ダウンジャケットは浮きやすいので、洗濯機でも十分が手洗い可能なんです。
洗剤を溶かした水にダウンジャケットを投入し、優しく押し洗い(沈める・浮かせる)します。
参照元URL:https://mykaji.kao.com/
しっかり汚れが落ちるよう40~50回くらいが目安です。
押し洗いをしていくうちに、ダウンジャケットの汚れで水がかなり汚くなったところで一度軽く脱水します。
脱水はバスタオルなどで吸い取るか、洗濯機の脱水機能でもOK。
ただし洗濯機で脱水する場合、手洗いコースで30秒ほどの短時間にしてくださいね。
長時間洗濯機で脱水してしまうと羽毛が偏り、固まってしまうので注意が必要です。
脱水をして、ダウンジャケットの羽毛が偏ってしまったら、ほぐすように形を整えましょう。
⑥すすぎ→軽く脱水を2、3度繰り返す
汚れを落として軽く脱水したら、ダウンジャケットに洗剤が残らないよう、再び水を溜めてしっかりすすいでいきます。
すすぎの時も優しく押し洗いがポイントですよ。
洗面所が大きければ洗面所でも大丈夫です。
参照元URL:https://lesson.golfdigest.co.jp/
ある程度すすぎができたら、軽く脱水していきます。
ここでも洗濯機で脱水する場合は30秒ほどを目安に行い、羽毛が偏ればその都度ほぐしていきます。
ダウンジャケットから汚れや泡が出なくなるまで、すすぎ→脱水の作業を2、3度繰り返してください。
しっかり汚れを落とせていないと、乾いたときにキルティングなどの縫い目に汚れが溜まってしまい、シミの原因になるので注意してくださいね。
⑦しっかり脱水
ダウンジャケットから汚れや泡が出なくなるまですすぐことができれば、続いてはしっかりと脱水します。
参照元URL:https://www.sentaku-yuichi.com/
洗濯機に張り付いてしまうと、ダウンジャケットの羽毛の偏りや固まってしまう原因になるため、様子を見ながら1分ごとに取り出し、しっかり脱水できるまで繰り返し行ってください。
タオルでも充分拭き取れるので、洗濯機を使用するのが心配な方は、バスタオルを使用したタオルドライがおすすめですよ。
⑧風通しのいい日陰で2、3日しっかり乾かす
最後に風通しのいい日陰で2、3日かけてしっかり乾かせば、ダウンジャケットの自宅での洗濯は完了。
ダウンジャケットの干し方は、脱水時に偏ってしまった羽毛をほぐし、全体の形を整えます。
ハンガーはアームが長くて幅が太めの洗濯ハンガーを使用すると、ダウンジャケットに隙間ができて風通しがよくなり、型崩れを防げます。
▼おすすめの洗濯ハンガー▼
【小久保工業所 洗濯ハンガー 2色組】
1日ほど経って少し乾いたところで、ダウンジャケットを上下に振ったり、軽く叩いたりして羽毛をほぐすようにしましょう。
このひと手間を加えると、ふっくらとしたダウンジャケットに仕上がりますよ。
ダウンジャケットの中まで乾くのに時間がかかるため、2、3日かけてしっかり乾かしましょう。
ダウンジャケットやコートの正しい保管方法
自宅での洗濯方法をマスターしたところで、続いてはダウンジャケットやコートの正しい保管方法を紹介します。
正しく保管していれば、シワや虫食いなどでダメにならず、次シーズンもお気に入りのダウンジャケットやコートをおしゃれに着こなしていただけますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
①防虫対策
ダウンジャケットの羽毛は虫が付きやすく繁殖しやすいので、長期間保管するときは防虫剤や乾燥剤を入れて保管しましょう。
参照元URL:https://www.pindo.com.py/
お気に入りのダウンが、「虫食いで着られなくなった」なんてことは避けたいですよね。
ダウンジャケットやコートを長持ちさせるためにも、防虫対策をして正しく保管しましょう。
②クリーニングのビニールカバーは使用しない
クリーニングに出したダウンジャケットは、クリーニングから返ってきたままで保管せず、ビニールカバーは外しましょう。
一見とても綺麗で清潔なイメージですが、ビニールを被せたままだと湿気を含んでいるため、そのまま保管してしまうとカビの原因に。
そして太めのハンガーや不織布のカバーなどで、型崩れやカビ対策をして収納しましょう。
参照元URL:https://www.muji.com/jp/
クリーニングから戻ってきたら、2、3日は日陰でしっかり乾燥させることも正しく保管するポイントですよ。
③たたむ場合はたたみ方に注意
型崩れやシワにならないよう、基本的にダウンジャケットは折り畳まずにハンガーにかけて保管しましょう。
しかしスペースに余裕が無く、できるだけコンパクトに収納したい場合は、下記で紹介する「圧縮袋を使った保管方法」がおすすめ。
ただ収納袋がセットになっているパッカブル(持ち運び可能)仕様のダウンジャケットなら小さく折りたたむのも問題ありません。
▼3パターンの畳み方を紹介しています▼
さまざまな畳み方がありますが、できるだけシワにならないように意識してください。
- フードやファーなどの取り外しができるものはすべて外し、ファスナーを閉じて平置きに。洗濯するときと同じで、ファスナーを閉じると綺麗に畳みやすくなります。
- 腕を全面で3つ折りにする。
- 反対の腕も同じように前面で3つ折りにする。
- 襟と裾を合わせるように2つ折りにし、襟の方からクルクル巻いていく。
- コンパクトに畳めたら、付属の専用袋に入れて完了。
ご家庭でいらないストッキングがあれば、袋が無くてもストッキングで代用できますよ。
「ストッキング?」と思うかもしれませんが、ストッキングは伸縮性があるので、締めつめすぎずコンパクトに収納でき、通気性も抜群でダウンジャケットの収納に最適なんです。
もしくは購入したメーカーに問い合わると、収納袋のみ販売しているケースもあるので確認してみてください。
正しく畳んで保管すれば、次シーズンもすぐに綺麗な状態で着用できますよ。
▼フードを利用した畳み方はこちら▼
ダウンジャケットにおすすめの収納アイテム
最後にダウンジャケットにおすすめの収納アイテムを紹介します。
ダウンジャケットを正しく保管するために、とても便利なアイテムを揃えました。
お気に入りのダウンジャケットを長持ちさせるためにも、ぜひ活用してくださいね。
優しくコンパクトに吊り下げられる収納袋
軽くて丈夫な不織布素材の収納袋は、ダウンジャケットを優しく包みながらボリュームを半分に圧縮。
吊りさげられるハンガー付きで、クローゼットに掛けて収納でき、縦に連結もできますよ。
防虫剤を入れられるポケット付きなのも嬉しい、おすすめの収納アイテムです。
軽圧縮で簡単収納
箱型タイプの収納アイテムは、かさばるダウンジャケットを優しく圧縮し、これ1つで複数枚を収納できるのでおすすめですよ。
不織布素材で通気性も抜群!
押入れやクローゼットに出し入れしやすい持ち手が付いているので、楽に収納できそうですね。
ダウンジャケットだけでなく、布団など他の羽毛製品にも使用できる便利アイテムです。
手巻き圧縮袋
手巻きで圧縮できる収納アイテム。
開口部分が広い側面ファスナーの圧縮袋は、かさばるダウンジャケットでも楽に出し入れができますよ。
自宅にあるハンガーを使えば、クローゼットにも吊るして収納もできるのも◎
掃除機を使わずにしっかり圧縮できる、ダウンジャケットにおすすめの収納アイテムです。
洋服カバー
シンプルな洋服カバーは、吊るしてクローゼットに収納するのにおすすめ。
ダウンジャケットにさっと被せる不織布カバーは、オフシーズンはもちろん、シーズン中のホコリ防止にも活用できますよ。
ダウンジャケット以外にも、厚手のショート丈コートなど、他アウターの収納にも使用できるのもおすすめポイントです。
吊るしたまま圧縮できる
専用の圧縮パックをハンガーに掛ければ、クローゼットに吊るした状態で掃除機を使って圧縮できる優れもの。
圧縮パック1枚でダウンジャケットを2~3着収納できるので、クローゼットがとてもスッキリしますよ。
カラーファスナーで開閉の確認にも便利な収納アイテムです。
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まとめ
参照元:https://wear.jp/
いかがでしたか?
自分では洗濯できないと諦めていたダウンジャケットですが、意外と簡単にお手入れできそうですね。
ダウンジャケットを少しでも長持ちさせるためにも、綺麗に洗濯して正しく保管していきましょう。
今回は【最新版】ダウンジャケット・コートの自宅での洗濯方法は?正しい保管方法や収納アイテムを紹介しました。