メンズファッションにおいて欠かせない存在とも言えるデニムパンツ。
そして、ブラックには出せないカジュアル感や、コーデに色味を加えてくれるのがインディゴデニムです。
しかし、定番であるがゆえに実にさまざまなアイテムが展開され、どこのブランドのどんなアイテムを選べばいいか迷う方も多くいます。
まずはアイテムの選び方を知り、そして着こなしのポイントを押さえてオシャレを楽しんでくださいね。
今回はインディゴデニムのメンズコーデ。濃いデニムに合う色やトレンドの着こなしは?を紹介します!
この記事のライター
<資格>
・ファッションデザイナー・服飾士
インディゴのデニムとは?
インディゴデニムとは、「インディゴ染料で染めた縦糸と、染色をしていない白い糸の横糸を使用した綾織(あやおり)の生地」のこと。
言葉で言うと少しわかりにくいですが、みなさんがよく思い浮かべる一般的なブルーのジーンズはインディゴデニムとなります。
もともとはフランスの労働者の作業用ズボンとして作られたものなので、ガシガシとヘビーユースできる丈夫な生地が特徴。
現在ではファッションアイテムとして取り入れられているため、生地やデザインなど、多種多様なアイテムが展開されています。
インディゴデニムの選び方・着こなし方
続いてはインディゴデニムの選び方と着こなし方についてですが、大きく3種類に分けて紹介していきます。
インディゴデニムをざっくり分けると、
- リジッドデニム(ノンウォッシュ・生デニム)
- ウォッシュ加工
- ブリーチ加工
1つずつ見ていきます。
リジッドデニム(ノンウォッシュ・生デニム)の選び方・着こなし方
まずは色が最も濃いリジッドデニム。
作り上げてから洗いをかけていないため、黒に近い濃紺であることが特徴です。
そのため、リジッドデニムならどんなアイテムとも相性が良く、なおかつ大人っぽい雰囲気を作ってくれますよ。
トレンドを取り入れるならワイドシルエット、より大人っぽい印象に仕上げたい場合はゆとりのある細身のタイプをチョイスしましょう。
色物や柄物のアイテムを取り入れる際もリジッドデニムなら、黒のパンツのようにカジュアルになり過ぎないので安心です。
履き込んでいくほどに徐々に色落ちし、育てる楽しさがあるのもリジッドデニムの魅力の一つですね。
ウォッシュ加工デニムの選び方・着こなし方
「インディゴデニム」と言うと、多くの方が思い浮かべるジーンズが、ウォッシュ加工が施されたこのネイビーのデニムパンツではないでしょうか?
参照元:https://shop-list.com/
リジッドデニムよりもブルーの色味が強くなり、よりデニムパンツらしい表情を感じられる加工です。
1ウォッシュ、2ウォッシュとウォッシュ回数が増えるほどブルーの色味が薄くなり、カジュアルな雰囲気が増していくのが特徴。
初心者におすすめは、写真のような強すぎないウォッシュ加工のデニムパンツ。
落ち着いたキレイめな雰囲気もありながら、デニムらしい風合いと色味も楽しめるのが魅力です。
こちらもリジッドデニム同様にワイドパンツを選べば簡単にトレンドの着こなしを楽しめますよ。
ブリーチ加工デニムの選び方・着こなし方
ブリーチ加工はその名の通りではありますが、「ブリーチ=色を抜く」淡いブルーのデニムパンツです。
参照元:https://www.palcloset.jp/
最もカジュアルな雰囲気になるため、色の薄いデニムパンツを選ぶときはトータルのコーディネイトで大人っぽさを加えましょう。
春夏に取り入れるメンズは、
- トップスは「Tシャツよりシャツ」
- シューズは「スニーカーよりも革靴」
といったように、ドレスライクなアイテムをコーデにプラスすると、季節感も出しながら大人の着こなしになります。
もしTシャツを合わせる場合は、デザインは無地で、生地はツルッとしたツヤ感や高級感のあるアイテムを合わせましょう。
インディゴデニムと合う色は?
インディゴのブルーは、濃淡にかかわらず幅広いカラーと相性がよく、着回しのしやすさも大きな魅力です。
①白・黒・グレーのモノトーン
初心者から上級者まで幅広く見られるのがモノトーン+インディゴコーデ。
参照元:https://wear.jp/
ジーンズのカジュアルな雰囲気を、色合わせで大人っぽく演出してくれます。
②アースカラー
インディゴのブルーと相性の良いカラーで、モノトーン以外に覚えておきたいのが「アースカラー」。
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アースとは、「アース=地球」のことで、「自然」を連想させるカラーのこと。
- ブルー
- ブラウン、ベージュ
- グリーン、カーキ
- マスタード
アースカラー同士は非常に色なじみがよく、ナチュラルで柔らかい雰囲気になります。
モノトーン+1色、2色と、少しずつ色数を増やしてコーデの幅を広げてみてください。
③同系色
最後のおすすめの色合わせは同系色でそろえたコーデ。
参照元:https://wear.jp/
ブルーで色味をそろえることで統一感が出て、柄のアイテムを取り入れたとしてもゴチャゴチャした印象になりません。
- 濃淡をつける
- 素材を変える
全身同じ色味・素材だと、のっぺりと単調な印象になるため、メリハリを作ることを意識しましょう。
インディゴデニムのメンズコーデ10例
それでは実際にインディゴデニムを使った街のオシャレな着こなしを見ていきましょう。
トップスやシューズ、シルエット、小物など、注目すべきポイントはたくさんあります。
一つずつの解説と合わせてぜひ参考にしてみてください。
春夏コーデ
グレーベージュのステンカラーコート×白パーカー×黒スニーカー
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春の寒さがまだ残る季節にはスプリングコートが活躍してくれます。
ライトなベージュなら春らしい季節感を演出しながらも大人っぽいスタイルに。
パーカーにワイドデニム、スニーカーなど、かなりカジュアルなアイテムや色合わせですが、ロングコートで大人っぽくまとまっています。
チェックシャツ×黒スニーカー×キャップ
参照元:https://wear.jp/
チェックシャツ×ジーンズを合わせた定番のアメカジコーデ。
シルエットをゆるくすることで今っぽさを作り、パンツの裾を溜めすぎないことで野暮ったさを軽減しています。
また、カジュアルになりすぎないように、スニーカーとキャップは黒で引き締めていますね!
ニットセーター×白シャツ×ブーツ
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トレンドのワイドシルエットのコーデ。
ワイドパンツの際に注意する点として、
- 色味が濃いものを選ぶ
- 足元の裾にクッションを作らない
この2点を意識するだけでも野暮ったい印象を払拭できますよ。
半袖シャツ×白のロゴT×サンダル×キャップ
参照元:https://wear.jp/
淡色のインディゴデニムは、簡単に春夏らしい雰囲気を演出してくれますね!
白Tとの相性も抜群で、程よくカジュアルでありながら、清潔感のある着こなしに。
また、フレアシルエットを選ぶことで、トレンド性とスタイルアップを叶えています。
黒T×黒スニーカー
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同じようなアイテムでも、分かりやすく差をつけられる着こなしの「タックイン」。
ピチッとシャツをインさせるのではなく、少しゆるっと着こなすとサマになりやすいですよ。
また、トップスとボトムスの丈の比率を1:2にするとバランスがよく、スタイルアップしたコーデになります。
秋冬コーデ
テーラードジャケット×タートルネックニット×ローファー
参照元:https://wear.jp/
ワイドデニムの基本である深いネイビー&ロールアップ。
テーラードジャケットもタートルネックもドレス感の強いアイテムなので、ルーズなシルエットでも上品な雰囲気を出せています。
足元の黒のローファーもコーデを引き締め、キレイめに仕上げてくれますよ。
ニット×シャツ×ローファー
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細過ぎない細身のシルエットで大人の余裕を感じさせるコーデ。
シンプルになりすぎないようにシャツをレイヤードし、大人っぽさもプラス。
また、ニットのやりすぎないダメージや洗い加工も、コーデに個性を加えていますね。
カーキのミリタリージャケット×白T×スポックシューズ
参照元:https://wear.jp/
かなり深いインディゴのデニムでキレイめな雰囲気に。
ミリタリージャケットもミニマルなデザインなので、色を取り入れながらも都会的な着こなしになっています。
重くなり過ぎないように、インナーは白Tを合わせてバランスを取っていますね。
黒のダウンジャケット×グレースウェット×ストライプシャツ×ローファー
参照元:https://wear.jp/
冬にダウンジャケットを着用するメンズは多いですよね。
ダウンジャケットはカジュアルな雰囲気が強くて目立つアイテムなので、できるだけコーデは色味を抑えながらシンプルにまとめましょう。
インナーにシャツをレイヤードし、ローファーで引き締めて大人っぽくまとめています。
トレンチコート×白スニーカー×キャップ×マフラー
参照元:https://wear.jp/
ワイドデニムもロングコートと合わせると、それだけでサマに見せてくれます。
こちらのインディゴデニムはタック入りのスラックスデザインとなっており、最初からキレイめな雰囲気のアイテムをチョイスするのも一つの方法ですね。
重たくなりそうなコーディネイトを、足元とマフラーで軽い印象にしています。
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まとめ
いかがでしたか?
インディゴデニムの魅力を感じていただけましたか?
オールシーズン活躍してくれるアイテムなので、おしゃれに着こなしてみてくださいね。
今回はインディゴデニムのメンズコーデ。濃いデニムに合う色やトレンドの着こなしは?を紹介しました。