ビッグシルエットとは、
- 縦=着丈
- 横=身幅
- 袖=袖幅
それぞれが大きいサイズのトップスやアウターのことを指します。
もちろん3つがそろわなくても、身幅だけが大きい場合もビッグシルエットと言ったりするので、明確な定義はありません。
今このビッグシルエットが、男女ともに人気のコーデになっています。
ではどのようなコーデがおしゃれなビッグシルエットになるのか?
今回はビッグシルエットのメンズコーデと、着こなしのコツや人気のビッグシルエットアイテムも紹介します。
ぜひコツをつかんで、トレンドのコーデを取り入れてくださいね。
ビッグシルエットの着こなしのコツ
ビッグシルエットをコーデに取り入れる上でまず押さえておきたいことは、オーバーサイズのシルエットは「カジュアルなスタイル」になり、程よい「リラックス感」があること。
つまり、ビッグシルエットをおしゃれにバランスよく取り入れるには、必ずキレイめな要素を組み込む必要があります。
キレイめな雰囲気を作るにはさまざまな方法がありますが、
- キレイめアイテムを組み込む(シャツ・ジャケット・ロングコート・スラックス・革靴など)
- モノトーンをベースにする(白・黒・グレー)
この2点を意識するだけで印象が大きく変わりますよ。
ではビッグシルエットコーデの着こなしのコツを紹介していきます。
①ボトムスは上品見えするアイテムを
トップスのみのオーバーサイズから、現在はボトムスもゆったりルーズなシルエットのパンツが人気。
カジュアルになり過ぎないようにするためには、スラックスやセンタープレスの入ったパンツなど、上品見えするボトムスがおすすめです。
参照元:https://wear.jp/
ドレスな雰囲気の強いボトムスなら、シルエットをルーズにしてもカジュアルになり過ぎることがありません。
スラックスではなくても、センタープレスが入ったパンツや、光沢や高級感のあるTR素材を使ったパンツもおすすめですよ。
②黒色を取り入れる
ビッグシルエットで失敗したくないなら、カラー使いも重要です。
カジュアルなアイテムやシルエットでもキレイめな雰囲気を作るには、モノトーンの中でも引き締め効果のある黒を取り入れましょう。
参照元:https://wear.jp/
上下に黒を取り入れればよりフォーマルな雰囲気が高まります。
このコーデで細身だとキメ過ぎな印象になってしまいますが、シルエットがルーズなおかげでリラックス感のあるスタイルになっていますね。
③トラッド感のある(キレイめな)アイテムを合わせる
トラッドなスタイルとは、「トラッド=トラディショナル(traditional)」の略で、伝統的なファッションスタイルを指します。
英国紳士のような時代に左右されない普遍的な服装で、代表的なアイテムはシャツやテーラードジャケット・コート・スラックス・革靴などです。
参照元:https://wear.jp/
ロングコートやニット、セットアップを使ったトラッド感のあるコーデですね。
ドレスライクなアイテムがルーズでも大人の雰囲気あふれるコーデに仕上げてくれます。
④足元をスッキリとさせる
ビッグシルエットを野暮ったい印象にさせないために、ボトムスを合わせる時は足元をスッキリとさせることが重要。
参照元:https://wear.jp/
特に上記画像のようなデニムパンツやチノパンは野暮ったくなりやすいので、もしクッションができるときはロールアップしましょう。
全体に清潔感とスタイリッシュさを表現しているので、ロンTをビッグサイズにしてもだらしなくならずに、大人の雰囲気を残していますね。
フルレングスのパンツでも、裾がダボつかないようにすれば大丈夫ですよ。
あえてクッションを作る着こなしもありますが、オシャレに見せるハードルがかなり上がるので、まずはスッキリした足元を作ることを意識しましょう。
⑤「着せられている感」を無くすには
オーバーサイズのアイテムを着用した時に気をつけたい「着せられている感」。
身長がそれなりに高いメンズはさほど気にする必要はありませんが、日本人なら低身長やスタイルの悪さに悩むメンズ多いはず。
着せられている感を無くす、スタイルアップする着こなし方法としておすすめなのが、
- トップスの袖をまくる
- マフラー・ストールの活用
- パンツとシューズを黒にする
- パーカーを使う
- タックイン
この辺りがすぐにできておすすめです。
参照元:https://wear.jp/
スタイルをよく見せるには、「顔を小さく見せる」・「足を長く見せる」この2点が重要。
できることからぜひ取り入れてみてください。
ビッグシルエットのメンズコーデ12例
続いてはビッグシルエットのメンズコーデを紹介します。
コツがわかった所で、おしゃれ上級者はどんなコーデをしているのか?
いろいろなコーデを集めてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
春夏コーデ
白のロンT×黒のワイドパンツ×スニーカー×キャップ
参照元:https://wear.jp/
カジュアルなアイテムを白・黒のモノトーンで大人っぽく着こなしたコーデ。
パンツはアンクル丈なのでスッキリした印象で、抜け感があって涼しげです。
カジュアルになり過ぎないようにロンTは無地でシンプルなアイテムをチョイスしていますね。
総柄シャツ×ワイドセンタープレスパンツ×ドレスシューズ
参照元:https://wear.jp/
春・秋に定番のシャツスタイル。
インパクトのあるデザイン性の強い柄ですが、シックなカラーで色味も抑えてあるので使いやすいですね。
無地のシャツ×スラックスだと地味になりがちですが、柄が個性と華を加えてくれています。
カーディガン×オープンカラーシャツ×白T×白のワイドパンツ×ドレスシューズ
参照元:https://wear.jp/
白をベースにした春夏らしい爽やかなコーデ。
ライトなベージュやグレーなど少し色味を加えることでメリハリを作っています。
ぼんやりした印象にならないように足元は黒のドレスシューズで引き締めていますね。
黒のバックプリントT×グリーンのワイドパンツ×サンダル×バケットハット
参照元:https://wear.jp/
カジュアルになりやすい夏は小物使いも重要になってきます。
ネックレスやブレスレット、腕時計などのアクセサリーに加え、バケットハットやバッグで装飾性をプラス。
黒のアイテムを多めの使っていますが足元もサンダルで抜け感があり、涼しげな印象に仕上がっていますね。
ベージュのTシャツ×ワイドスラックス×サンダル×バケットハット
参照元:https://wear.jp/
シンプルな着こなしでも周りと差をつけてくれるタックインコーデ。
腰の位置が高くなることで脚長効果があり、スタイルアップしてくれますよ。
また、タックインすることでキチッと感が高まり、大人っぽいスタイルに仕上がります。
黒のオープンカラーシャツ×グレーT×ハーフカーゴパンツ×グルカサンダル
参照元:https://wear.jp/
半袖シャツは適度な抜け感と、大人っぽさを演出してくれるオープンカラーシャツがおすすめ。
革靴のような上品さとサンダルのラフさを併せ持ったグルカサンダルも夏の足元にピッタリですね。
短パンは特に子供っぽくなりやすいので、「キレイめな雰囲気をどう作るか?」特に意識が必要ですよ。
秋冬コーデ
ネイビーのカーディガン×白T×デニムパンツ×スニーカー
参照元:https://wear.jp/
季節の変わりめに1枚持っておくと便利なカーディガン。
肉厚で落ち感のアイテムを選べば「学生」や「おじさん」っぽい印象になりにくいですよ。
加工感の強いデニムパンツはカジュアルになりやすいですが、クッションを作らずスッキリした足元にしていますね。
シャツジャケットのセットアップ×黒T×ドレスシューズ
参照元:https://wear.jp/
セットアップは定番スタイルの一つとしてすっかり定着しましたね。
ジャケットはもちろん、シャツやベスト・ブルゾンなど、さまざまなトップスとのセットアップが展開されていますね。
いずれのアイテムでも着れば誰でもサマになりやすく、大人っぽいスタイルにしてくれますよ。
ブルーのニットベスト×ストライプシャツ×ワイドパンツ×ドレスシューズ
参照元:https://wear.jp/
羽織るだけで周りと差をつけてくれるニットベストコーデ。
素材が大人っぽさを演出し、レイヤードすることでこなれた印象にもしてくれます。
シャツだけでなく、Tシャツとの相性も抜群なので、1枚持っておけばコーデの幅を広げてくれますよ。
トレンチコート×パーカー×チェックパンツ×ドレスシューズ
参照元:https://wear.jp/
低身長のメンズだと着せられている感が出やすいオーバーコートは、パーカーやマフラーなどと合わせて小顔効果を作りたい所。
くすんだベージュが秋冬らしい季節感を高めてくれていますね。
色彩が明るめのコーデなので、シューズの黒で全体を引き締めた印象にしています。
ダウンジャケット×ベージュのシャツ×黒のワイドラップパンツ×黒スニーカー×チューリップハット
参照元:https://wear.jp/
モコモコでボリューム感があり、カジュアルになりやすいダウンジャケットはアイテム選びも重要。
なるべくシームが少ないものや、シームレスなど、ミニマルなデザインだとキレイめにコーデがしやすくなります。
ダウンジャケット以外はシンプルにまとめ、カジュアルになり過ぎないように気をつけましょう。
ステンカラーコート×グレーのロンT×白のワイドパンツ×スニーカー
参照元:https://wear.jp/
1着目のロングコートとしておすすめのステンカラーコート。
キレイめ・カジュアルのどちらにも着こなしやすく、シンプルなデザインで着回し力にも優れます。
暗くて重くなりがちな秋冬コーデに白パンツを1本持っておけばコーデを明るくし、爽やかさや上品さを加えてくれますよ。
メンズに人気のビッグシルエットアイテム6選
どんなアイテムを使えばおしゃれなコーデができるのか?
では最後にメンズに人気のビッグシルエットアイテムを紹介します。
白シャツ
全体に1枚は持っておきたいシンプルな無地の白シャツ。
一枚、羽織り、インナー、レイヤードと、あらゆるスタイル・着こなし・カラーにマッチしてくれる本当に万能な1枚です。
素材はブロード生地が最も上品な印象にしてくれますが、少しカジュアルな表情になるオックスフォードも定番で人気。
コーデを爽やかで清潔感のあるスタイルにしてくれますよ。
パーカー
一枚でもインナーでも活躍してくれるパーカーは、季節の変わり目から本格的に寒い時期まで長く使える便利アイテムですね。
12.4オンスの肉厚生地にキレイに立ったフードが、カジュアルアイテムながらも落ちついたキレイめな雰囲気も併せ持っています。
コーデや着回しもしやすく、小顔効果もある優秀なアイテムですよ。
スウェット
ビッグシルエットにピッタリな、袖口がスリムになるドルマンスウェットが人気。
ハットやインナーにシャツを合わせるなど、いろいろなコーデができますね。
また、カジュアルだけでなくモード系にもコーデできる万能アイテムですよ。
ロングコート
秋冬のキレイめなアウターの代表格であるロングコート。
シンプルなデザインなので、ニットやスウェット、シャツといった、いろいろなアイテムと合わせられる人気のアイテムですね。
素材はお手入れが楽なポリエステルとレーヨンを混紡しており、ウールのような上品な風合いを楽しますよ。
ビッグシルエットでもサラッと羽織るだけでコーデ全体をキレイめな雰囲気にしてくれる優れものです。
ワイドパンツ
高級感のあるワイドパンツが人気ですね。
太すぎず、細すぎのワイドシルエットで初心者にもおすすめ。
素材は少し光沢のあるTR素材を使用しており、落ち感のあるシルエットが上品見えします。
豊富な色柄展開も嬉しいポイントですね。
革靴
コーデを上品に大人っぽくまとめてくれる革靴。
「オシャレは足元から」という言葉があるように、シューズはコーデ全体の印象を大きく変えますよ。
人気のドクターマーチンの革靴は、一般的なドレスシューズよりも少しボッテリとしていて、キレイめ・カジュアルのどちらにも使いやすいですよ。
本革を使っていながらリーズナブルで、高いグリップ力や衝撃吸収性、耐摩耗性など、はき心地の良さも人気の理由ですね。
関連記事
(オーバーシャツの着こなし)
(ワイドパンツの着こなし)
(メンズのゆるコーデ)
あとがき
いかがでしたか?
ビッグシルエットは、一歩間違えれば子供っぽくなってしまうシルエットですが、コツやアイテムをしっかりと合わせれば、おしゃれ上級者に早変わりするので、ぜひ試してみてください。
今回はビッグシルエットのメンズコーデと、着こなしのコツや人気のビッグシルエットアイテムも紹介しました。