上品な大人の足元を彩る革靴ですが、ファッションアイテムの中でも傷や汚れがつきやすく、目立ちやすいアイテムでもあります。
気をつけていても、外では傷や汚れがついてしまいす。
どんな革靴も日々のお手入れをすることで、大切なアイテムを少しでも長く使えますね。
そこで今回は、革靴の手入れの方法と、クリームやブラシのセットや傷の消し方を紹介します。
革靴の手入れ方法を紹介!
革靴はしっかりとお手入れしないと、本来のよさを表現できません。
まずは月に一度の手入れ方法を紹介します。
最初にお手入れ方法の動画をご紹介し、後は画像を使って手順をご説明しますので、参考にしてください。
それではさっそく、革靴のお手入れ方法を紹介します。
革靴の手入れ方法(月に一度)
まずは月に一度の手入れ方法を紹介。
▼動画で確認する▼
準備物
革靴の手入れ方法に向けて、まずは手入れに使うアイテムを紹介します。
自宅でできる簡単なお手入れ方法ですが、ご自宅にないアイテムもあるかもしれませんので、まずは何が必要になるかを知ってくださいね。
参照元:https://shiny-blog.com/
- 馬毛(うまげ)のブラシ(汚れ落としに使用)
- 豚毛(ぶたげ)のブラシ(クリームなど塗る際に使用)
- 山羊毛(やぎげ/さんようもう)ブラシ(仕上げに使用)
- クリームなどを塗る布(古くなったTシャツでも大丈夫です。コットン100%が理想)
- クリーナー
- クリーム
- 防水・撥水スプレー
- シューツリー
細かい注意点は順に紹介しますが、革靴のお手入れには3種類のブラシがありますので、用途を間違わない様にしてくださいね。
手順①:馬毛ブラシで革靴の汚れを取る
いきなりクリームから始める方もいらっしゃいますが、まずはどんなアイテムでも汚れを取る所から始めるのが基本。
参照元:http://wa-culture.com/
ここで使うブラシは「馬毛ブラシ」です。
馬毛のブラシは毛先が細くてしなやかなため、汚れやホコリを取り除くのに最適ですよ。
しっかりと馬毛ブラシを使い、隅々までブラシで磨いてください。
手順②:クリーナーを塗る
参照元:http://auction.brandear.jp/
馬毛ブラシで汚れを取り除いても、少し残ってしまう部分も出てきます。
500円玉程度の量のクリーナーを布につけ、円を描くように伸ばしながら塗っていき、古いワックスやクリームをしっかり落としてくださいね。
手順③:クリームを塗る
今までの工程により、革靴がスッピンの状態になりましたので、続いてはクリームでツヤを出していきます。
参照元:http://www.fukulow.info/
ここでの注意点は、塗りすぎないこと。
米粒であれば2・3粒程の量を均等に塗っていき、「豚毛ブラシ」でクリームを全体に伸ばしていきます。
先ほど汚れ落としに使った、馬毛ブラシを使ってはダメですよ!
手順④:余分なクリームを取り除く
参照元:http://file.kawagutsu.blog.shinobi.jp/
豚毛のブラシでクリームを伸ばしたとしても、余分なクリームは革靴に残ってしまいます。
「山羊毛ブラシ」でブラッシングし、余分なクリームを取り除いてください。
手順⑤:防水・撥水スプレー
革靴の手入れ方法の最後は、防水・撥水スプレーを吹き掛けることです。
参照元:http://yamahack.com/
ここまでキレイに仕上げたのに、急な雨で革靴を台無しにはしたくありませんよね。
雨や水の対策として、防水・撥水スプレーを吹き掛けてあげてください。
日常的なお手入れ方法や、濡れたしまった場合は?
さきほど紹介したしっかりとしたお手入れは、月に一度の頻度でしたが、できれば日常的にメンテナンスするとよりいいですよ。
メンテナンスとは言っても、さきほどの手入れ方法の一部をやるだけですので、覚える量も少なくとても簡単です。
また、革靴の天敵とも言える「水分」ですが、雨などに濡れたしまった場合の対処法も知っておきましょう。
①日常の手入れの場合
まずは日常の手入れ方法です。
革靴の手入れの基本頻度としては、使った後に行うこと。
月に1回の手入れ方法の様に細くする必要はなく、「馬毛のブラシ」を使用し、ブラッシングで汚れをとります。
参照元:http://www.fukulow.info/
ブラッシング後は、革靴の内側についてしまった汗を取り除くため、布で水拭きするか、食器用の中性洗剤を水で薄めた物を布で拭くだけです。
革靴は、毎日履くと劣化を促進させてしまいますので、可能であれば1日から2日おきに履くのがオススメ。
またシューツリー(※木製のシューキーパー)を活用すれば、シルエットもキレイに長持ちさせられるので、履いていない間はシューツリーを使ってくださいね。
②雨に塗れてしまった場合
続いては雨に濡れてしまった場合のお手入れ方法です。
「革靴は濡れてはいけない」と思い込んでいる方も多いですが、これは少し誤った認識です。
濡れること自体が問題というわけではなく、「濡れたままにしておく」ことが革靴にとっては非常に良く無いことなのです。
参照元:http://living.ikigoto.com/
そのため、濡れたしまった革靴の水分は、なるべくすぐにふき取るようにして下さいね。
また、雨に濡れてしまった革靴は、中まで乾くのに3日程かかると言われています。
ドライヤーで乾かす方もいらっしゃいますが、革が硬くなってしまいますので注意が必要。
濡れた革靴は、外側は乾いた布で拭き取り、内側には新聞紙を詰め、風通しのいい日陰干しをしてください。
革靴が乾いたら、月に1回のお手入れ方法と同じく、馬毛ブラシで汚れを落とす所から始め、防水・撥水スプレーまで行ってくださいね。
クリームやブラシなど革靴の手入れセットを紹介
きちんとお手入れをするには、お手入れ方法に合わせた道具が必要です。
厳選したアイテムをそろえてみましたので、参考にしてください。
続いてはクリームやブラシなど革靴のお手入れセットを紹介します。
シューツリー
お手入れ中にシューツリーをつけて行えば、シルエットの崩し防止にもなりますよ。
また、お手入れしてからの保管している間もキレイに保つには、洋服のハンガーと同じく専用の道具に収納することが大切です。
こちらのシューツリーは、上質な素材で仕上がっており、伸縮機能もついているので、とても使いやすいアイテムですよ。
馬毛ブラシ
革靴のお手入れで必要になってくるのが、汚れ落しに必要な馬毛ブラシと紹介しましたね。
上質な素材を使い、大型サイズになっているので、少しでも短時間で作業を終えられますよ。
家庭だけでなくプロ用としても使われていて、おすすめの馬毛ブラシです。
豚毛ブラシ
クリームを満遍なく伸ばすには、豚毛ブラシが必要です。
Mモゥブレイの豚毛ブラシは、プロも求める仕上がりになっており、かなりコシのある毛先になっているので、しっかりとクリームを伸ばしてくれますよ。
クリーナー
こちらのクリーナーは、Mモゥブレイのステインリムーバーですよ。
Mモゥブレイは、プロからの絶大な信頼があるブランドです。
水分が浸透することで汚れを浮かび上がらせてくれ、まるで購入したての様な状態にしてくれますよ。
クリーム
革靴の艶を出すのに欠かせないのがクリームですね。
こちらもプロが認めるMモゥブレイのシュークリームでオススメです。
クリームにはしっかりとした栄養が入っているので、革靴を長持ちさせながら、重厚感のある光沢を放ってくれますよ。
また色も豊富にそろっているので、お持ちのカラーの違う革靴にも使えますよ。
靴磨き7点セット
初めてでシューケア用品を何も持っていない方におすすめの靴磨き7点セット。
収納BOX付きで整理や保管がしやすく、マニュアル付きなのも嬉しいポイント。
3種類のブラシはもちろん、クリーナーやクリームに加えクロスもセットになっています。
手頃な価格も魅力で、簡単に手軽にシューケアーができますよ。
防水スプレー
水・油をガッチリ弾いて強力ガードしてくれる防水スプレー。
革靴以外にも洋服やバッグ、その他の革製品にも使用できる優れものです。(※一部使用できない衣類もあり)
イヤなニオイも抑えられているので、気にせずに噴きかけられますよ。
色落ちやシミにもなりにくく、使いやすいアイテムです。
革靴の傷の消し方を紹介!
日々のお手入れをしていても、外に出かけている以上は避けられないのが傷ではないでしょうか?
また傷には、小さなものから大きなものまであります。
基本の消し方は同じですので、合わせてご説明しますので、参考にしてください。
最後は革靴の傷の消し方を紹介します。
準備物
参照元:http://www.randd.co.jp/
革靴の傷の消し方にむけて、まずは準備物をご紹介。
- 馬毛ブラシ
- 豚毛ブラシ
- 綿棒
- 靴クリーム(補修する革靴の色)
- 着色用傷補修クリーム(補修する革靴の色)
- 革用クリーム
- 柔らかい布
手順①:汚れ落とし
参照元:https://dime.jp/
革靴のお手入れ方法と同じく、馬毛ブラシで汚れを落とします。
小さな傷であれば、ブラッシングすれだけで消えることもありますよ。
手順②:クリームを塗る
補修する革靴と同じ色の靴クリームを綿棒に少量とって塗ります。
参照元:http://kawagutufurugichuuko.com/
塗った後は、やわらかい布で傷口にすり込み。
少しガンコな傷であれば、補修する革靴と同じ色の傷補修クリームを、やわらかい布に少量とって塗り込んでいきます。
さらにガンコな傷であれば、布でなく指に傷補修クリームをつけ、塗り込んでください。
靴クリームも傷補修クリームも、補修する革靴よりも濃い色を選んでしまうと、シミになってしまいますので注意してくださいね。
手順③:仕上げ
仕上げでは、小さな傷と大きな傷の方法で少し変わりますので、分けてご説明します。
参照元:https://www.global-style.jp/
<小さな傷の場合>
靴用クリームを塗っていますので、少し時間をおいて乾かす。
乾いたら革用クリームを塗り、やわらかい布で塗り込んでいくと、傷が目立たなくなります。
<ガンコな傷の場合>
傷補修クリームを塗っていますので、豚毛ブラシを使い傷の周辺をブラッシングします。
ここでの注意点は、あまりブラッシングをしすぎると、クリームが落ちてしまいますので、サッとブラッシングすることが大切ですよ。
手順④:防水・撥水スプレー
最後はやはり防水・撥水スプレーですね。
革靴の手入れと同じですが、ここまで作業したので、雨や水の対策も一緒にしたい所です。
最後は、防水・撥水スプレーを吹きかけて、少しでも万全の状態にしてくださいね。
革靴に関するおすすめの記事
まとめ
いかがでしたか?
革靴は大事な大人のアイテムですので、普段から気を配り、いつもオシャレと思われる影の努力をしてくださいね。
今回は、革靴の手入れの方法と、クリームやブラシのセットや傷の消し方を紹介しました。