薄手かつ軽量でありながら保温性も高く、その機能性の高さで人気のキルティングジャケット。
無地でもキルティングのステッチワークがデザインになり、コーデに表情を加えてくれます。
また、多くのキルティングジャケットは羽織りだけなく、インナー使いとしても活躍してくれ、秋冬の着こなしの幅を広げてくれますよ。
今回はキルティングジャケットのメンズコーデ。合わせるインナーやトレンドの着こなしは?を紹介します。
この記事のライター
<資格>
・ファッションデザイナー・服飾士
キルティングジャケットとは?
「キルティングジャケット」とは、生地の中に中綿やダウンなどを挟み、表地からステッチを走らせたジャケットのことを指します。
参照元:https://crouka.store/
表地のステッチワークが特徴的で最も分かりやすいですね!
もともとは敷物から始まり、7世紀ごろにはアンダーウエアとして使用され、11世紀〜十字軍によってヨーロッパに伝わり、乗馬用のジャケットやホースブランケットなど、非常に幅広く活用されていきます。
キルティングのデザインに関しては、
- ダイヤキルト
- ブロックキルト
- ウェーブ(ひょうたん)キルト
現代ではこの3種類がほとんどを占めます。
ジャケットのデザインは多様で、襟に関しては
- シャツ襟デザイン
- ノーカラー
- スタンドカラー
- フード付き
この4種が多く、インナーとしても使いたい場合はノーカラーがおすすめです。
キルティングジャケットを使ったメンズのコーデ12例
ただ羽織るだけでは野暮ったくなりやすいキルティングジャケットは、ちょっとした工夫をするだけでグッとおしゃれ度をアップできますよ。
それではさっそく、キルティングジャケットを使ったメンズコーデを紹介します。
パーカー×白のワイドパンツ×スニーカー×キャップ
参照元:https://wear.jp/
ルーズでクールな雰囲気のストリートMIXコーデ。
カジュアルな着こなしをモノトーンのカラー使いで大人っぽい雰囲気を演出。
足元はスッキリとさせ、野暮ったい印象にならないようにしています。
ボーダーロンT×ブラウンの3タックパンツ×スニーカー
参照元:https://wear.jp/
カーキのキルティングジャケットで、男らしいミリタリー感を活かしたコーデ。
ハードで野暮ったい印象にならないように、インナーのボーダーTで爽やかさを加えて中和していますね。
ボトムスはグリーンと同じアースカラーで相性の良いブラウンのパンツを合わせ、落ち着いた雰囲気と秋冬らしい季節感のある着こなしになっています。
白T×ベージュのワイドチノ×スニーカー×キャップ
参照元:https://wear.jp/
パッと目を引くブルーのキルティングジャケットを主役にしたコーデ。
ルーズなシルエットにカジュアルなアイテムを合わせてストリートな着こなしに仕上げていますね。
帽子とサングラスをセットで合わせればクールでこなれた印象になります。
グレーパーカー×ワイドデニム×スニーカー
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グレーパーカーにライトインディゴのワイドデニムを合わせたカジュアルコーデ。
淡色コーデをリュックの黒で引き締めています。
パーカーの紐をくくることでこなれた印象にもなりますね。
タートルネック×ワイドコーデュロイパンツ×グレースニーカー×ニット帽
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キルティングジャケット×コーデュロイパンツの秋冬らしいコーデ。
存在感の襟付きデザインなので大人っぽい雰囲気を演出できていますね。
全体の色使いを抑えつつ、重たくならないように足元はスニーカーで軽快に仕上げています。
デニムシャツ×ブラウンのトラウザーパンツ×ドレスシューズ×キャップ
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カーキ・ブルー・ブラウンとアースカラーを3色使ったコーデ。
トップスだけだとカジュアルな雰囲気が強すぎるので、上品なトラウザーパンツとドレスシューズでグッと大人の雰囲気に。
カジュアルなキルティングジャケットですが、襟付きのデザインなので上品さも感じますね。
グレースウェット×黒のオーバーオール×黒のブーツ
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鮮やかなライトグリーンのキルティングジャケットが目を引きますね!
トップスがカジュアルな時は、やはり黒ボトムが安心。
しかし、こちらはただ黒パンツを合わせるのではなく、オーバーオールを合わせてさらに着こなしに差をつけています。
スウェット×赤のスウェットパンツ×スニーカー×フライトキャップ
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古着アイテムをMIXした個性的なストリートコーデ。
スウェット以外は赤と黒で合わせて統一感を出し、フライトキャップが目を引くアクセントになっていますね。
黒のモックネックニット×白のコクーンパンツ×ローファー
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上下ルーズなシルエットでも、白・黒のモノトーンでキレイめに着こなしたコーデ。
シンプルな無地のアイテムばかりですが、表情のあるキルティングデザインなので物足りなさを感じさせません。
モックネックで襟元に少し高さを作ることで大人っぽい印象を作っていますね。
白のロンT×フレアデニム×スニーカー
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履くだけで美脚効果のあるフレアパンツを、タックインでさらにスタイルアップ。
また、カジュアルな着こなしでもキチンと感が高まり、こなれた印象に仕上がっています。
黒のタートルネックニット×白のワイドチノ×ブーツ×キャップ
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ロング丈のコートタイプのキルティングジャケットで大人スタイルに。
インナーのタートルネックや、モノトーンに統一しているので非常に上品さを感じます。
キメ過ぎな印象にならないようにキャップをプラスして、カジュアルなアクセントにしていますね。
モッズコート×白T×黒のワイドパンツ×スニーカー
参照元:https://wear.jp/
寒さの厳しい生地にはアウターのインナーとして使えるのもキルティングジャケットの大きな魅力。
インナーダウンのように軽量で着膨れしないのに抜群の保温性で防寒性を高めてくれます。
レイヤードスタイルにすることでシンプルになり過ぎず、コーデをこなれた印象にもしてくれますね。
メンズに人気のキルティングジャケット6選
おしゃれメンズ達のコーデで何かヒントは得られましたか?
おしゃれなキルティングジャケットがなければ、この時期のおしゃれは楽しめませんね。
それでは続いてメンズに人気のキルティングジャケットを紹介します。
ぜひお気に入りの素敵な一着を見つけてくださいね。
LAVENHAM(ラベンハム)
キルティングジャケットをファッションアイテムとして定着させたのがラベンハムです。
定番のダイヤキルトに、襟は切り替えのコーデュロイ素材を採用したキルティングジャケット。
スーツやジャケットの上からも羽織れるクラシカルな雰囲気が魅力ですね。
軽量なのに耐久性が高く、撥水加工も施され、実用性にも優れたアイテムですよ。
ノーカラーデザイン
ノーカラーでスッキリと着こなせるデザインなので、レイヤードスタイルを一層楽しめますね。
着膨れしないシルエットなのに暖かく快適に過ごせますよ。
ポリエステルの中綿は保温性が高く、インナーダウンとしても優秀なアイテムです。
Barbour(バブアー)
1894年イギリスで創業されたバブアーは、オイルドクロスを使ったハンティングジャケットが有名なブランドです。
ブランドでも定番人気で長く愛され続けているヘリテージラインのキルティングジャケット。
極細の繊維で高密度に織られたナイロンシェルは柔軟で絹のような風合いがあります。
薄手に見えて、襟の内側まであるポーラーフリースのライニングで防寒機能も万全ですよ。
ストリートスタイル
ディッキーズのキルティングジャケットは、ボリュームたっぷりなワイルドなルックスから、ストリートスタイルを好むメンズに人気。
防寒性抜群で暖かく着られ、短めの襟元はパーカーなどのレイヤードスタイルにも使えますよ。
クラシカル
ジャストフィットのシルエットがトラッドでクラシカルな雰囲気のキルティングジャケット。
シンプルなデザインは着まわしやすく、襟のコーデュロイ切り替えが大人の着こなしに。
中綿ではなく、ダウンとフェザーを使用しており、本格的な保温性の高さをほこります。
Merc London(メルクロンドン)
1967年、モッズの聖地であるロンドンの「カーナビーストリート」で生まれたメルクロンドン。
60’sのモッズスタイルを追求し、進化させ続けているアイテムが人気です。
細かいダイヤキルトでデザインされたキルティングジャケット。
軽量なのに保温性が高く、上質な雰囲気を感じる仕上がりです。
シックなカラーにシンプルなデザインなので、コーデにも取り入れやすいアイテムですよ。
まとめ
いかがでしたか?
幅広いコーデに着回せるキルティングジャケットで、あなたもおしゃれメンズを目指しましょう!
今回はキルティングジャケットのメンズコーデ。合わせるインナーやトレンドの着こなしは?を紹介しました。