寒い季節には欠かせないアウターの一つとなったフリースジャケット。
毎年たくさんのブランドからリリースされており、男女問わず人気で定番となったアイテムです。
「フリースジャケット」と言うと、今のようにオシャレなイメージが無かった昔のユニクロやアウトドアのイメージがありますが、現在では街着として使えるおしゃれなフリースジャケットが数多く展開されていますね。
しかし、ブランドによってデザインはもちろん、素材や機能性が様々あるので迷う方も多いはず。
今回はフリースジャケットの人気ブランドと、メンズにおすすめのブランドを紹介していきます。
フリースジャケットとは?
参照元:https://www.chums.jp/shop/g/gCH04-1242-G005-04/
フリースとは、ポリエステルの一種であるポリエチレンテフタラート(略称:PET)で作られた、柔らかい起毛仕上げの繊維素材を使ったジャケットのこと指します。
フワッと柔らかく、起毛感のあるモコモコとした表地が特徴的ですね!
軽量で保温性が高く、通気性・速乾性に優れ、さらには家庭で洗濯できるイージーケアも大きな魅力。
こういった機能性・実用性の高さからアウトドアブランドがこぞって参入し、1998年からUNIQLOからも参入し、一気にフリースジャケットの存在が一般にまで知れ渡るように。
▼20年ほど前のUNIQLOのフリースジャケット▼
参照元:https://rocketnews24.com/2018/11/19/1139054/
ちなみに、フリースの語源はインド・ヨーロッパの昔の言葉の「Pleus=引く抜く」。
元々は化学繊維ではなく、羊の毛を引き抜いたことから始まり、古ゲルマン語の「fleusiz=羊毛状のもの」という意味で広まるようになり、今日まで進化を続けています。
フリースジャケットを選ぶ前に押さえておきたいポイント
ファッションが苦手な方、自信のない方にありがちなのが、「アイテム単体を見て判断してしまう」ということです。
ファッションは、もちろん全身のトータルコーディネイトを楽しむもの。
いくらかっこいいアイテムばかりを組み合わせても、トータルの着こなしがミスマッチならオシャレには見えません。
フリースジャケットを購入する際には最低限以下の点に気をつけて見てみて下さい。
①フリースジャケットはカジュアルアイテム
参照元:https://www.uniqlo.com/jp/
見て分かる通りですが、フリースジャケットはカジュアル色が非常に強いアイテム。
そのためコーデの際には、ドレス(キレイめな)雰囲気を作る意識が必要です。
- アイテム:シンプル
- カラー:シック
- シルエット:細い
- 素材感:上質な生地を使ったアイテムやタグを実際に見るのがおすすめ!
フリースジャケット・インナー・ボトムス・シューズ・小物のいずれかでキレイめな雰囲気を作って下さいね。
日本人はドレス:カジュアル=7:3が理想と言われています。
②機能性とデザインどちらを重要視するか
「機能性とデザイン性のどちらも重要!」というのが本音ではありますが、やはり各ブランドによってこだわりやデザイン性の違いは出てきます。
非常にシンプルですが、
- より本格的な機能を求める方はアウトドアブランド
- デザインを重視したい方はファッションブランド
アウトドアブランドのアイテムは、当然のことですがアウトドアシーンを想定して作られているので機能面においては安心できるポイント。
ただ、もちろん高機能にこだわったファッションブランドもたくさんありますので、あくまで参考程度に留めておいてもらえれば大丈夫です。
③できるだけシンプルなデザイン・カラーのアイテムを選ぶ
参照元:https://www.f-basic.com/?pid=146144325
奇抜なカラーやデザインのアイテムが多いのもアウトドアアイテムの特徴の一つ。
これはアウトドアの状況下でも自分の位置を分かりやすくするため、目立たせるためにビビットなカラーなどが取り入れることが多いです。
しかし、ファッションで着こなす場合は、ビビットな色や、「クレイジーパターン」と呼ばれるたくさんの色を使ったアイテムは着こなしが非常に難しくなりますよ。
▼クレイジーパターンのフリースジャケット▼
参照元:https://web.goout.jp/pickup/122369/
これもクレイジーパターンが「ダサい」と言うことではなく、あくまでコーデが難しくなるので自身がない方にはおすすめしないというだけです。
配色は1色、もしくは2色までのアイテムがおすすめ。
フリースジャケットでメンズに人気のアウトドアブランド11選
大人のゆったりとした雰囲気を演出してくれるフリースジャケット。
素材・デザインなど、色々な種類の違うブランドを集めてみましたので、参考にしてみてください。
それではさっそく、フリースジャケットでメンズに人気のブランドを紹介します。
Patagonia(パタゴニア)
1957年創業のパタゴニアは、アメリカの総合アウトドアブランドとして世界でも大人気のブランドです。
環境に配慮した製品作りを行っており、素材へのこだわりから実現している保温力と着心地のよさは抜群ですよ。
ブランドの定番人気である「クラシック レトロX」のフリースジャケット。
胸に施されたフラップポケットが可愛く、カジュアルなコーデに合わせやすいアイテムですね。
THE NORTH FACE(ノースフェイス)
1968年創業のノースフェイスは、アメリカを代表するアウトドアブランドであり、デザイン性が高さから街着としての認知度も高いブランド。
マイクロフリース素材を使った一味違う保温力があり、フリースジャケットに見えないカッコよさがありますね!
負担のかかりやすい肩や肘から下はナイロンで補強され、静電気を抑える静電ケア設計にも対応。
シンプルで使いやすいデザインに、高い機能性はさすがのノースフェイスと感じさせてくれます。
ARC’TERYX(アークテリクス)
1989年創業のアークテリクスは、カナダを代表するアウトドアブランドで、素材とデザインにこだわっているブランドです。
上品でスリムに仕上げられたハイセンスな大人感を演出したフリースジャケット。
トップアスリートからも絶大な信頼を得ている、安心の機能性を合わせ持っているので、本格派なメンズにもおすすめですよ。
Columbia(コロンビア)
1938年創業のコロンビアは、アメリカの老舗総合アウトドアブランド。
低価格ながらしっかりとした機能性に、カラーバリエーションも豊富に取り揃えています。
通常のボアフリースと違い、防風膜を挟んで寒風をシャットアウトしてくれるフリースジャケット。
風を防ぎつつも、ウェア内の蒸れはしっかりと逃がしてくれて快適な着心地をキープしてくれますよ。
and wander(アンドワンダー)
国内発のアウトドアブランドながら、都会的なデザインが特徴のアンドワンダー。
質の高い素材を使っているので、耐久性・撥水性・保温力・速乾性に優れています。
また、アウトドアブランドながらスタイリッシュなデザインに仕上がっているので、機能性だけなくデザイン性も優れたフリースジャケットですね。
Foxfire(フォックスファイヤー)
1982年創業のフォックスファイヤーは、国内発祥のアウトドアブランド。
製品作りのベースは、「自然との融和」「自然との共生」をなす知恵からの考えのもと、ナチュラルなデザインが人気です。
肌触りや保温力に優れた素材を使い、デザインはシンプルに仕上げているので、スマートなコーデに最適な1着ですよ。
CHUMS(チャムス)
1983年創業のチャムスは、アメカジやアウトドアアイテムを手掛け、「楽しさ・高品質・シンプル」をコンセプトにしているブランドです。
シンプルなディテールにカラーを使っておしゃれに仕上がりになったフリースジャケット。
落ち着いた大人コーデからカジュアル感を強く主張したコーデまでできる1着です。
MAMMUT(マムート)
1962年創業のマムートは、スイスを代表する老舗総合登山ブランドであり、世界でも古参に入る人気のブランドです。
伸縮性があり、軽量で温かいフリースジャケット。
デザインもシンプルでスリムな仕上げになっているので、落ち着いた大人の雰囲気を演出できるアイテムです。
berghaus(バーグハウス)
バーグハウスは、イギリス発のブランドで、業界では常に先駆けとなって歩んできた、アウトドア業界を代表するブランドです。
ベーシックなデザインにシルエットがキレイなフリースジャケット。
シンプルな無地で仕上がっているのでどんなコーデとも合わせすく、スリムながらゆったりとした着こなしが可能。
また起毛パイル加工で肌触りも抜群ですよ。
Marmot(マーモット)
1974年創業のマーモットは、アメリカ発のアウトドアブランド。
低価格ながら品質にもしっかりとこだわっており、アウトドア界のユニクロの様な存在のブランドですね。
今は色々なブランドで使用されている防水透湿素材の「ゴアテックス」をアウトドア業界で最初に導入するなど、常に挑戦をしています。
シンプルなデザインに肌触りよく仕上げられており、ゆったりと着こなしたいメンズにおすすめのフリースジャケットですよ。
Haglöfs(ホグロフス)
1914年創業ホグロフスは、スウェーデンを代表する老舗のアウトドアブランド。
アウターだけでなくインナーとしても使えますよ。
シルエットもスマートに仕上がっているので、街着感の高い仕上がりになっていますね。
フリースジャケットでおすすめのファッションブランド4選
デザイン力と機能性を合わせ持ったおすすめのブランドを集めてみましたので、ぜひ参考にしてください。
最後はフリースジャケットでメンズにおすすめのブランドを紹介します。
UNIQLO(ユニクロ)
1984年創業のユニクロは、ファストファッションブランドとして世界でも大人気の国内ブランド。
フリースと言えばユニクロを思い浮かべる方も多く、毎年人気のアイテムですね。
シンプルなデザインながら機能性もしっかりと備わっており、コスパの高さは常に業界を驚かせています。
KRIFF MAYER(クリフメイヤー)
国内発のクリフメイヤーは、アメリカンカジュアルにモダンな雰囲気を加えたアイテム展開をしているブランドです。
インナーとしても使えるフード付きのフリースジャケット。
フリースとナイロンのリバーシブル仕様になっているので、1枚で2通りの着こなしを楽しめますよ。
ライトな着心地で楽しめる1着です。
ECWCS(エクワックス)
エクワックスとは、1980年代にアメリカの陸軍が開発した保護服システムの略語。
近年になってエクワックスの並外れた機能性が多くの人に知られ、アウトドアウェアとしても活用されています。
高機能素材である「POLARTEC(ポーラテック)」を使用したフリースジャケット。
保温性はもちろん、通気性・耐久性にも優れます。
本格派も注目のアイテムですよ。
SUNNY SPORTS(サニースポーツ)
日本生まれのサニースポーツは、アメカジウェアのをベースに展開するファッションブランドです。
見た目にも暖かなクラシカルなフリースジャケット。
ムートンのように毛足が長く、ふんわりとしたボアフリースが体を優しく包み込んで温めてくれます。
ラグランスリーブで肩周りが動かしやすく、袖・裾のリブ仕様、裏地は着脱しやすいようにフラットな生地になっていて、細部までこだわりを感じるアイテムですよ。
(関連記事)
いかがでしたか?
お気に入りのブランドのフリースジャケットは見つかりましたか?
自分にあったブランドを見つけ、防寒とおしゃれをセットに楽しめるフリースジャケットを使った着こなしを、楽しんでくださいね。
今回はフリースジャケットの人気ブランドと、メンズにおすすめのブランドを紹介しました。