寒い季節に欠かせないアウターの一つとなったフリースジャケット。
毎年たくさんのブランドからリリースされており、男女問わず定番人気のアイテムです。
「フリースジャケット」は今のようにオシャレなイメージは無く、昔のユニクロやアウトドアウェアのイメージがありますが、現在では街着として使えるおしゃれなフリースジャケットが数多く展開されていますね。
しかしブランドによってデザインはもちろん、素材や機能性がさまざまで迷う方も多いはず。
そこで今回はフリースジャケットの人気ブランドと、メンズにおすすめのブランドを紹介していきます。
フリースジャケットとは?
参照元:https://campify.jp/
フリースとは、ポリエステルの一種であるポリエチレンテフタラート(略称:PET)で作られた、やわらかい起毛仕上げの繊維素材を使ったジャケットのこと。
フワッとやわらかく起毛感のある、モコモコとした表面が特徴ですね!
軽量で保温性が高く、通気性・速乾性に優れ、さらに気軽に洗濯できるイージーケアも大きな魅力。
こういった機能性・実用性の高さからアウトドアブランドがこぞって参入し、1998年からUNIQLOからも参入し、一気にフリースジャケットの存在が一般に知れ渡るようになりました。
▼20年以上前のUNIQLOのフリースジャケット▼
参照元:https://rocketnews24.com/
ちなみにフリースの語源は、インド・ヨーロッパの昔の言葉の「Pleus=引く抜く」。
元々は化学繊維ではなく、羊の毛を引き抜いたことから始まり、古ゲルマン語の「fleusiz=羊毛状のもの」という意味で広まるようになり、今日まで進化を続けています。
フリースジャケットを選ぶ前に押さえていたいポイント
ファッションが苦手な方、自信のない方にありがちなのが、「アイテム単体を見て判断」してしまいます。
ファッションはもちろん、全身のトータルコーディネイトを楽しむもの。
いくらカッコいいアイテムばかりを組み合わせても、トータルコーデがミスマッチならオシャレには見えません。
フリースジャケットを購入する際、最低限は以下の点に気をつけてチェックしてみてください。
①フリースジャケットはカジュアルアイテム
参照元:https://www.outdoorproducts.jp/
見てわかる通りですが、フリースジャケットは元々アウトドア由来のカジュアル色が非常に強いアイテム。
そのためコーデは、ドレス(キレイめ)な雰囲気を作る意識が必要です。
- アイテム:シンプル
- カラー:シック
- シルエット:トレンドはオーバーサイズ
- 素材感:上質な生地を使ったアイテムやタグを実際にチェックするのがおすすめ!
フリースジャケット・インナー・ボトムス・シューズ・小物のいずれかでキレイめな雰囲気を作ってくださいね。
日本人はドレス:カジュアル=7:3が理想と言われています。
②機能性とデザインどちらを重要視するか
参照元:https://aucfree.com/
「機能性とデザイン性のどちらも重要!」というのが本音ですが、やはり各ブランドによってこだわりやデザイン性の違いが出てきます。
非常にシンプルですが、
- より本格的な機能を求める方はアウトドアブランド
- デザインを重視したい方はファッションブランド
アウトドアブランドのアイテムは、当然ですがアウトドアシーンを想定して作られているので機能面において安心できるポイント。
ただ高機能にこだわったファッションブランドもたくさんありますので、あくまで参考程度に留めていてもらえれば大丈夫です。
③できるだけシンプルなデザインを選ぶ
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奇抜なカラーやデザインのアイテムが多いのも、アウトドアアイテムの特徴の一つ。
これはアウトドアの状況下でも自分の位置を分かりやすくするため、目立たせるためにビビットなカラーなどが取り入れられています。
しかしファッションで着こなす場合は、ビビットな色や「クレイジーパターン」と呼ばれるたくさんの色を使ったアイテムは、着こなしが非常に難しくなりますよ。
▼クレイジーパターンのフリースジャケット▼
参照元:https://web.goout.jp/
これもクレイジーパターンが「ダサい」と言うわけではなく、あくまでコーデが難しくなるので、自身がない方にはおすすめしないというだけです。
配色は1色、もしくは2色までのアイテムがおすすめ。
フリースジャケットでメンズに人気のアウトドアブランド11選
大人のゆったりとした雰囲気を演出してくれるフリースジャケット。
素材・デザインなど、さまざまなブランドを集めたので参考にしてみてください。
それではさっそくフリースジャケットでメンズに人気のブランドを紹介します。
patagonia(パタゴニア)
1957年創業のパタゴニアは、アメリカの総合アウトドアブランドとして世界でも大人気のブランドです。
環境に配慮した製品作りを行っており、素材へのこだわりから実現している保温力と着心地のよさは抜群ですよ。
ブランドの定番人気である「クラシック レトロX」のフリースジャケット。
胸に施されたフラップポケットが可愛いアクセントになり、カジュアルコーデに合わせやすいアイテムですね。
THE NORTH FACE(ノースフェイス)
1968年創業のノースフェイスはアメリカを代表するアウトドアブランドであり、デザイン性の高さから街着としての認知度も高いブランド。
マイクロフリース素材を使った一味違う保温力が魅力で、フリースジャケットに見えないカッコよさがありますね!
負担のかかりやすい肩や肘から下はナイロンで補強、静電気を抑える静電ケア設計も施されています。
シンプルで使いやすいデザインに、高い機能性はさすがのノースフェイスと感じさせてくれますよ。
ARC’TERYX(アークテリクス)
1989年創業のアークテリクスはカナダを代表するアウトドアブランド。素材とデザインにこだわっているブランドです。
上品でスリムに仕上げられた、ハイセンスな大人感を演出するフリースジャケット。
トップアスリートからも絶大な信頼を得ている、安心の機能性を合わせ持っているので、本格派のメンズにもおすすめですよ。
Columbia(コロンビア)
1938年創業のコロンビアは、アメリカの老舗総合アウトドアブランド。
低価格ながらしっかりとした機能性に、カラーバリエーションも豊富に取り揃えています。
通常のボアフリースと違い、防風膜を挟んで寒風をシャットアウトしてくれるフリースジャケット。
風を防ぎつつも、ウェア内の蒸れをしっかりと逃がして快適な着心地をキープしてくれますよ。
and wander(アンドワンダー)
国内発のアウトドアブランドながら、都会的なデザインが特徴のアンドワンダー。
質の高い素材を使用しているので、耐久性・撥水性・保温力・速乾性に優れています。
またアウトドアブランドながらスタイリッシュな仕上がりも魅力で、機能性だけなくデザイン性も優れたフリースジャケットですね。
Foxfire(フォックスファイヤー)
1982年創業のフォックスファイヤーは、国内発祥のアウトドアブランド。
製品作りのベースは「自然との融和」「自然との共生」をなす知恵からの考えのもと、ナチュラルなデザインが人気です。
肌触りや保温力に優れた素材を使い、デザインはシンプルに仕上げているので、スマートなコーデに最適の1着ですよ。
CHUMS(チャムス)
1983年創業のチャムスはアメカジやアウトドアアイテムを手掛け、「楽しさ・高品質・シンプル」をコンセプトにしているブランドです。
シンプルなディテールに、カラーを使っておしゃれに仕上がりになったフリースジャケット。
落ち着いた大人コーデから、カジュアル感を強く主張したコーデまでできる1着です。
MAMMUT(マムート)
1962年創業のマムートはスイスを代表する老舗総合登山ブランドであり、世界でも古参に入る人気のブランドです。
伸縮性抜群!軽量で温かいフリースジャケットはいかがですか?
デザインもシンプルでスリムな仕上がりなので、落ち着いた大人の雰囲気を演出できます。
胸元のポケット切り替えをアクセントに、旬のおしゃれもアピールできますよ。
berghaus(バーグハウス)
バーグハウスはイギリス発のブランドで、業界では常に先駆けとなって歩んできた、アウトドア業界を代表するブランドです。
ベーシックなデザインにシルエットが綺麗なフリースジャケット。
アクセントの効いた配色切り替えが特徴で、アウトドアブランドらしい斬新なデザイン性に目を惹きます。
レギュラーフィットながら、ドロップショルダー仕上げで旬のおしゃれを表現できますよ。
Marmot(マーモット)
1974年創業のマーモットは、アメリカ発のアウトドアブランド。
低価格ながら品質にもしっかりとこだわっており、アウトドア界のユニクロのような存在ですね。
数多くのブランドで使用されている防水透湿素材の「ゴアテックス」をアウトドア業界で最初に導入するなど、常に挑戦をしています。
シンプルなデザインに肌触りよく仕上げられており、ゆったりと着こなしたいメンズにおすすめのフリースジャケットですよ。
Haglöfs(ホグロフス)
1914年創業ホグロフスは、スウェーデンを代表する老舗のアウトドアブランド。
アウターだけでなく、インナー使いにも重宝するサイズ感が魅力ですよ。
シルエットもスマートに仕上がっているので、街着感の高い仕上がりになっていますね。
フリースジャケットでおすすめのファッションブランド4選
デザイン力と機能性を併せ持つおすすめのブランドを集めてました!
こちらもぜひチェックして、今シーズン活躍するお気に入りをGETしてくださいね。
最後はフリースジャケットでメンズにおすすめのブランドを紹介します。
UNIQLO(ユニクロ)
参照元:https://www.uniqlo.com/
1984年創業のユニクロは、ファストファッションブランドとして世界でも大人気の国内ブランド。
フリースと言えばユニクロを思い浮かべる方も多く、毎シーズン人気を獲得しています。
シンプルなデザインながら機能性もしっかりと備わっていて、コスパの高さは常に業界を驚かせています。
ホワイトマウンテニアリングとのコラボアイテムも注目を集めましたね。
KRIFF MAYER(クリフメイヤー)
国内発のクリフメイヤーは、アメリカンカジュアルにモダンな雰囲気を加えたアイテム展開をしているブランドです。
インナーとしても使えるフード付きのフリースジャケット。
フリースとナイロンのリバーシブル仕様になので、1着で2通りの着こなしを楽しめますよ。
ライトな着心地で、旬のおしゃれを楽しんでくださいね。
ECWCS(エクワックス)
エクワックスとは、1980年代にアメリカの陸軍が開発した保護服システムの略語。
近年になってエクワックスの並外れた機能性が多くの人に知られ、アウトドアウェアとしても活用されています。
高機能素材である「POLARTEC(ポーラテック)」を使用したフリースジャケット。
保温性はもちろん、通気性・耐久性にも優れます。本格派も注目のアイテムですよ。
SUNNY SPORTS(サニースポーツ)
日本生まれのサニースポーツは、アメカジウェアをベースに展開するファッションブランドです。
見た目にも温もりを感じるフリースジャケット。
ムートンのように毛足が長く、ふんわりとしたボアフリースが体を優しく包み込んで温めてくれます。
ほんのりレトロな雰囲気漂うボリューム感も魅力!
ビッグシルエットでもコンパクトな丈感に仕上げているので、幅広いアイテムと合わせやすくさまざまなスタイルに重宝しますよ。
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まとめ
お気に入りのブランドのフリースジャケットは見つかりましたか?
自分好みのブランドを見つけ、防寒とおしゃれをセットに楽しめるフリースジャケットをぜひGETしてください。
きっと今までとは違った雰囲気も楽しめて、おしゃれの幅が広がりますよ。
今回はフリースジャケットの人気ブランドと、メンズにおすすめのブランドを紹介しました。