メンズアウターのスイングトップは、その独特な雰囲気に魅了され、近年じわじわと人気を集めだしているおしゃれアイテムです。
秋から冬、春にかけて重宝するスイングトップで、ワンランク上のおしゃれを楽しみませんか?
そこで今回はスイングトップの説明と、おしゃれな着こなし方やおすすめのブランドを紹介します。
スイングトップとは?
スイングトップとは、ショート丈のブルゾンで、元々はゴルフ用のジャンパーのことを指します。
海外では「ハリトンジャケット」とも呼ばれ、昔から親しまれているアイテムです。
- ドックイヤーカラー(※外すと犬の垂れた耳のような形状になる襟のこと)
- ラグランスリーブ(※腕が動かしやすい仕様)
- リブ編みの袖・裾(体にピタッとフィットする)
スポーツ・体を動かしやすい仕様になっており、独特なデザインが特徴です。
参照元URL http://vokka.jp/
最近では、昔ながらのメンズらしく無骨な印象を残しつつも、タイトなデザインのスイングトップも数多く展開されています。
着回しやすさも魅力で、アメカジからトラッド、ミリタリーなスタイルなど、幅広くおしゃれな着こなしを楽しめますよ。
スイングトップのおしゃれな着こなし方を紹介!
おじさまっぽいブルゾンのスイングトップは、ただ適当に着こなすだけでは野暮ったくなってしまうこともあるので注意が必要です。
スイングトップを着こなすポイントをしっかり押さえて、おしゃれな着こなしにチャレンジしてくださいね。
それではスイングトップのおしゃれな着こなしの方法を紹介します。
Iラインシルエットを意識する
スイングトップはボリューム感が出るとオジサンっぽい雰囲気になってしまうので、Iラインシルエットを意識してスマートな印象に着こなしましょう。
参照元URL http://wear.jp/
こちらの着こなしはスイングトップにスキニーパンツと革靴を合わせて、キレイな上下細身のIラインで仕上げていますね!
更にシックなカラーでまとめることで、大人っぽくてスタイリッシュな雰囲気もあります。
シンプルにモノトーンでまとめることも、スウイングトップをおしゃれに着こなす方法です。
キレイめなアイテムを合わせて大人っぽく着こなす
カジュアル感の強いスイングトップなので、ドレス感のあるキレイめなアイテムで引き締め、大人っぽくまとめるとおしゃれな着こなしが完成しますよ。
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スイングトップにシンプルなシャツを合わせて、大人っぽい雰囲気に仕上がっていますね!
黒のパンツでスタイリッシュに、靴はレザータイプだとよりキチンと感を演出できますよ。
優しいベージュカラーのスイングトップで上品な大人の余裕を表現しています。
着丈が長いインナーを合わせる
ショート丈であるスイングトップよりも更に短い丈のインナーを合わせると、短足に見えてしまうこともあっておしゃれ度が下がってしまいます。
スイングトップのおしゃれな着こなし方として、インナーはスイングトップよりも着丈が長いものを合わせましょう。
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シャツはタックインせずにスイングトップの裾から出すようにレイヤードすることで、今年らしいトレンド感のあるおしゃれな着こなしが完成します。
白のシャツでもOKですが、カラーシャツを合わせることでアクセントになり、着こなしに奥行きが生まれておしゃれ度がアップしますよ。
細身のパンツでメリハリをつける
スイングトップは、単体だとどうしてもカジュアル感が強くなりすぎるので、細身のパンツでメリハリをつけることが大切ですよ。
細身のパンツはスキニーパンツ以外にも、膝から裾に向かって細くなるテーパードパンツもおすすめ。
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スイングトップのカジュアル感と、程よくキレイめなアイテムのテーパードパンツとのバランスが絶妙ですね。
オーバーサイズのシルエットでも細身のパンツを合わせることで、オジサンっぽくならずにスタイリッシュな着こなしに仕上がっています。
サイズ感
とくに気を付けてもらいたいのがサイズ感。
丈が短く腕周りがゆったりとしたシルエットが特徴のスイングトップですが、あまりにもゆったりしすぎると野暮ったい印象になってしまいます。
初めてチャレンジするメンズは、できるだけ細身のアームホール(袖ぐり=袖の付けね部分)とシェイプされた身幅のサイズ感を選びましょう。
スイングトップ独特のシルエットを残しつつタイトなサイズを意識することで、コンパクトにすっきりとした印象になります。
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タイトなサイズ感のスイングトップを合わせることで、おじさま感が無くなりますね。
スポーティかつクールに決まった着こなしです。
あえてルーズに着こなす
今まではスリムなシルエットの紹介してきましたが、もちろんトレンドであるルーズに着こなすこともできます。
実はスイングトップは、ワイドパンツともよく合います。
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ただ、スイングトップをワイドパンツと合わせてルーズに着こなす際に、注意したいことがあります。
それは、全体的にゆったりとルーズなシルエットになるので、こちらのメンズのようにワイドパンツはロールアップさせてみてください。
ロールアップして足元をすっきりと演出するだけで、全体のボリューム感をうまくまとめてくれますよ。
スイングトップのオシャレなメンズコーデを紹介!
着こなし方を知ったら、続いては実際にスイングトップを取り入れているおしゃれメンズのコーデを参考にしてみてください。
自分でも取り入れられるイメージが更に沸きやすくなると思います。
それではさっそくスイングトップのおすすめのメンズコーデを紹介します。
デニムシャツ×チノパンツ
参照元:http://wear.jp/
マスタードカラーのスイングトップとベージュのチノパンツを合わせて、大人な雰囲気を演出。
インナーに薄いデニムシャツを合わせ、差し色にしている所がおしゃれですね。
スイングトップ のバックロゴもストリートな雰囲気で良いアクセントになっています。
シャツ×タートルニット×ラインパンツ
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インナーはシャツやタートルニットの少しキレイめな雰囲気ですが、ベージュのスイングトップを合わせることでラフに着崩していますね。
また、ラインパンツを合わせてスポーティな雰囲気も作るなど、スイングトップ本来のスポーティ感を活かしつつ街着スタイルにうまく取り入れています。
プリントTシャツ×ジョガーパンツ
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スイングトップをシャツ感覚で合わせたおすすめのコーデ。
ピンクのスイングトップにグレーのジョガーパンツは相性抜群で、ラフな中に上品さもありますね。
定番のアイテムを外した、少し肌寒い時に使える春コーデです。
ボーダーTシャツ×黒スキニー
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ラルフローレンのスイングトップは落ち着いた雰囲気があり、コーデにしっかりはまっていますね!
全体的にカジュアルスタイルですが、足元は革靴を合わせて大人感を演出。
バランスがよく、とても真似しやすいおすすめの着こなしです。
シャツ×カジュアルパンツ×ガチャベルト
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爽やかなブルー系のスイングトップがとても春らしいですね。
シンプルなコーデですが、ガチャベルトを垂らしてルーズな雰囲気を作っているのがポイント!
きちんと感を出すために足元は革靴を合わせるなど、メリハリのあるシルエットに仕上げています。
トレーナー×アンクルパンツ
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カジュアルなスイングトップを、アンクル丈に革靴を合わせることで抜け感の中にキチンと感を演出し、おしゃれスタイルへ仕上げています。
カジュアルとキレイめアイテムをうまく合わせたバランスの良い着こなしです。
ロンT×スラックス
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ベージュのスイングトップに淡いブルーのロンTが、とても春らしい色合い。
キチンと感のある黒のスラックスにカジュアルアイテムで合わせ、とてもバランスよく仕上がっています。
白のスニーカーもスイングトップと相性良く、スポーティな雰囲気もプラスしています。
ロンT×ラインパンツ
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鮮やかな赤のスイングトップの存在感が抜群ですね!
ラインパンツを使い、スポーティな雰囲気がスイングトップらしいシルエットに。
ポイントはスイングトップの丈がインナーのロンTより丈が短い所。
ラインパンツが少しワイドなシルエットなので、トップスでしっかりメリハリを作ることが大切です。
ロンT×ハイテクスニーカー
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スイングトップを使ったおすすめのストリートコーデ。
オーバーサイズの赤のロンTが存在感を発揮できるように、全体をモノトーンで合わせています。
おしゃれなカジュアルコーデに向け、ハイテクスニーカーやキャップをプラスした、ワンランク上の着こなしです。
ロンT×デニムパンツ
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ネイビーのスイングトップを使った上品な大人カジュアルコーデ。
シンプルな着こなしですが、ガチャベルトを垂らしたり、リメイクデニムを使うなど、少し工夫することでおしゃれ度を上げています。
普段から着こなしやすい組み合わせですので、ぜひ取り入れて欲しい着こなしです。
ロンT×イージーパンツ
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こちらも派手な赤色がインパクトあるスイングトップですね。
ラフな着こなしですが、足元はロールアップすることで白の靴下を見せてこなれ感を演出しています。
デザイン自体がシンプルなスイングトップなので、ワンポイントのアクセントはとても大切ですよ!
シャツ×ワイドパンツ
参照元:http://wear.jp/
スイングトップの基本コーデは、IラインやYラインを意識することですが、こちらは全体的にルーズな着こなしをした上級者のコーデ。
ベージュのスイングトップはおじさま感をイメージしやすいのが特徴です。
そのため、上記のコーデでは黒色を多く取り入れ、ストライプシャツを合わせてキレイめ感を演出し、おじさま感を無くしたコーデに仕上げています。
ロンT×タック入りパンツ
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インナーの黄色のロンTが差し色になっていますね。
黒色のスイングトップはカジュアルだけど落ち着いた雰囲気があるので、タック入りパンツと合わせやすいですよ。
バランスよくしっかりまとまった着こなしです。
シャツ×チノパン×スニーカー
参照元:http://wear.jp/
青色のスイングトップが爽やかで、少し肌寒い春のコーデにぴったり。
ベルトを垂らしてルーズ感がありながら、ストライプシャツやアンクル丈のパンツでキレイめ雰囲気も演出しています。
スイングトップのサイズや丈感もぴったりで、爽やかな大人のカジュアルコーデの完成です。
Tシャツ×カジュアルパンツ×ニット帽
参照元:http://wear.jp/
カーキのスイングトップには黒のパンツがおすすめ!
ベースを黒と白色で合わせているので、メリハリ感があってとてもスタイリッシュですね。
またこちらもシンプルなコーデなので、ベルトがアクセントになり、ワインレッドのニット帽を差し色にしています。
スイングトップでメンズに人気のブランドを紹介!
スイングトップはコーデのポイントさえ理解できれば、おしゃれに着こなせそうですね。
カジュアルなスイングトップなので、大人感や上品さを演出するにはブランドのスイングトップがおすすめです。
最後はスイングトップでメンズに人気のブランドを紹介します。
BARACUTA(バラクータ)
スイングトップで人気のブランドで必ず名前が上がるのが、イギリスが誇る人気ブランドのバラクータ。
メンズらしい無骨さを残しながら、上品で紳士的な雰囲気を醸し出すおすすめのスイングトップ。
裏地の赤のチェック柄とのコントラストもおしゃれですよね。
撥水・防泥機能にも優れ、着心地のよさも追求した一着です。
RALPH LAUREN(ラルフローレン)
ラルフローレンはアメリカントラッドや、アイビーファッションの代名詞である人気のブランド。
ユーズド加工が施されたスイングトップ。
裏地はチェックデザインになっており、さりげなく見えるチェックがおしゃれですね。
コットン100%で肌触りもよく、着心地も抜群な人気のアイテムです。
FRED PERRY(フレッドペリー)
イギリスの元テニスプレーヤーが立ち上げたフレッドペリーは、スポーツミックスコーデを主体にしたブランド。
身ごろのギンガムチェックが目を惹くスイングトップ。
撥水加工も施されているので機能性もバッチリですよ。
デザイン性が高く、上品でカジュアルに仕上がった一着です。
McGREGOR(マクレガー)
創業100年以上の歴史を誇るアメリカの老舗ブランドで、アメカジスタイルを軸にアイテム展開しているマクレガー。
日本にアメカジスタイルを持ち込んだ先駆者的なブランドでもあり、長くメンズから人気がありますね。
無地のシンプルなデザイン仕上げで、長く使えることができる定番スタイル。
ブランドらしい渋い大人の雰囲気を演出します。
THE CRIMIE(クライミー)
アメカジテイストなアイテム展開が多いクライミーは、国内発の人気ブランド。
上質なコットンを使用したチノ素材にストレッチ性も取り入れた、ブランド独自の生地で仕上げられたリバーシブル仕様のスイングトップ。
バックには英字デザイン、袖にはイーグル刺繍など、とてもワイルドでかっこいい仕上がりになっています。
ヴィンテージ感のある大人のカジュアルコーデが楽しめる一着ですよ。
PHERROW’S(フェローズ)
フェローズは国内の老舗アメカジブランド。
フェローズらしいヴィンテージテイストに仕上げたスイングトップ。
フロントのジッパー部分にはバッファローチャームがつくなど、ワイルドなデザインです。
- ベージュ
- ブラック
- バーガンディ
- ネイビー
- ブルーグレー
5色から選ぶことができるので、ぜひワイルドなメンズコーデに仕上げてください。
Merc London(メルクロンドン)
ロンドンで誕生したメルクロンドンは、1950〜60年代に流行したイギリスの若い労働者の間で流行したモッズスタイルを追求したアイテム展開で人気のブランド。
裏地のタータンチェックがオシャレでアクセントの効いたスイングトップ。
コットン60%とポリエステル40%のしっかりした生地で長く愛用できます。
キレイめな雰囲気を崩さないシンプルなデザインは、どんなスタイルでも合わせやすい一着ですよ。
KAKEYA JEANS(カケヤジーンズ)
半世紀の歴史を持つ岡山デニムの縫製会社のカケヤジーンズは、パリコレに登場する名メーカーのジーンズも手がけているブランド。
洗練されたデザインがスポーティーさとトラッドな風格を演出するスイングトップ。
超高密度に織りあげられたコットン100%の生地は、高い防水性と防風性だけでなく、透湿性まで兼ね備えているハイクォリティな仕上がり。
最初はハリやコシが強くごわつき感がありますが、徐々に体に馴染んでくれる本格的なアイテムです。
TRAFALGAR SHIELD(トラファルガーシールド)
スイングトップの国内ブランドとして人気があるのがトラファルガーシールド。
英国のクラシックなウェアを基盤に、トレンドのデザインを取り入れつつ日本人に合ったシルエット展開が人気です。
バラクータのG9をベースに仕上げ、より細みでスタイリッシュに仕上がったスイングトップ。
ショート丈が他のインナーとも合わせやすく、キレイめなスタイルを完成できます。
襟はドッグイヤーカラーを採用し、昔ながらのデザインと現代のデザインがうまく融合した人気のアイテムです。
J.PRESS(ジェイプレス)
アメリカ発のジェイプレスは、アメリカントラディショナルの定番になったブランド。
明るめのベージュが上品な印象のスイングトップ。
袖や裾のリブ仕様に加えて背中のベンチレーション(換気)など、本来の機能性の高さもしっかり盛り込まれています。
カジュアルなスイングトップを、スマートな現代的なシルエットに仕上げた一着です。
Deus ex Machina(デウス エクス マキナ)
人気を集めているサーフ系ブランドのデウスエクスマキナからも、スイングトップは展開されています。
胸元とバックにブランドロゴの刺繍が入り、ブランドらしい大きくインパクトのあるおすすめのデザインです。
カラーはネイビーの1色なので、デニムや黒色のパンツを合わせてかっこよく決めてくださいね。
Champion(チャンピオン)
ご存知の方も多いチャンピオンは、
- ストリート系
- アメカジ
- スポーツミックス
幅広いコーデに使えるおすすめのブランドですね!
こちらも胸元とバックにブランドロゴが入った、存在感のあるスイングトップです。
ナイロン素材が涼しげな印象で、春らしいコーデに仕上がります。
ARBRE(アルブル)
フォーマルシーンでも対応できるウエアを展開しているアルブル。
トラッドなチェック柄が、英国紳士のような雰囲気を感じるスイングトップ。
素材はふっくらとしたウォーム感のあるフランネル生地を使用しており、一枚でもインナーとしても活躍してくれますよ。
フロントを開けた方がオシャレな着こなしになるスイングトップですが、こちらはジッパーを閉めて着用しても様になる一着です。
KAFIKA(カフィカ)
岡山県で60年の歴史をもつ老舗ブランドのカフィカ。
伸縮性もあるサーモライト素材で仕上げられたスイングトップ。
軽量で耐久性もありながら保温性もあるので、春や秋の着こなしに最適ですね。
デザインはシンプルでベーシックなので、落ち着いた大人の着こなしサッと羽織れる一着です。
BEN SHERMAN(ベンシャーマン)
ビートルズやローリングストーンズから愛用されたボタンダウンシャツが有名なベンシャーマンは、モッズスタイルをベースにシャツ・スーツ・靴・小物なども取り扱うブランド。
裏地にギンガムチェックが施された遊び心あるスイングトップ。
コットン100%の生地は丈夫で着心地がよく、軽量に仕上げられています。
どんなスタイルにも合わせやすいシンプルなデザインで、一枚持っておくとコーデの幅を広げてくれますよ。
あとがき
いかがでしたか?
ゆったりでなくスリムな着こなしが基本スタイルですので、ぜひトレンドスタイルを楽しでくださいね。
周りのメンズよりも一足先にスイングトップを取り入れて、ワンランク上のおしゃれを楽しみましょう。
また、サコッシュとも相性がいいので、今期のコーデの一つに加えてみてください。
(サコッシュに関する記事)
今回はスイングトップの説明と、おしゃれな着こなし方やおすすめのブランドを紹介しました。