ショップコートは、シンプルなデザインにロングシーズン着回しの効くアウターです。
薄手でサラッと気軽に羽織れるコートなので1着持っておくと便利なアイテム。
インナーダウンなど、インナー次第で寒い冬も快適に過ごせる優れものですよ。
今回は、ショップコートとは?メンズコーデのコツや、人気のショップコートを紹介します。
ショップコートとは?
ショップコートとは、もともとはアメリカの作業員や販売員の制服として使われていたワークコートのこと。
「お店=ショップ」で着られていたことから「ショップコート」と名付けられるように。
来客が来た際に作業中の汚れた服などを見せないように、サッと羽織りやすい仕様になっています。
参照元:https://www.g-pocket.jp/
襟の形状やシルエットはステンカラーコートとかなり似ていて、サッと羽織りやすいように薄手の生地でゆとりのあるサイズのアイテムが多く、カジュアルすぎない独特な雰囲気が魅力。
また、ワークコートと言っても高級デパートの販売員が着用していたタキシードコートのようなデザインや、工場で使用されていたツイード素材のクラシカルなものまで、現在ではさまざまな素材のショップコートがあります。
ショップコートのメンズコーデのコツは?
作業用として使われていた独特な雰囲気のあるコートなので、どの様に合わせたらいいか迷ってしまうメンズも多いかと思います。
コーデのコツをまとめてみましたので参考にしてみてください。
ではさっそく、ショップコートのメンズコーデのコツを紹介します。
①スリムなボトムスと合わせる
ショップコートは、ミドル、もしくはロング丈で、さらにゆとりのあるシルエットのアイテムが多いので、タイトなボトムスと相性が抜群です。
参照元:https://wear.jp/
ミドル丈のショップコートとタイトなボトムスのバランスがとてもいいですね!
パーカーでカジュアルさをプラスしつつも、ボトムスや足元は黒で引き締めているので、カジュアルになりすぎずドレス感もしっかりと残っています。
②Yラインシルエットを作る
上記の着こなし①と繋がりますが、ショップコートは身幅が広めでシルエットにボリューム感のあるアウターなので、タイトなボトムスと合わせてYラインを作ることで、バランスのとれたキレイなシルエットにまとまります。
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上記画像のメンズは、ショップコートに黒のテーパードパンツを合わせていますね。
スキニーパンツが苦手な方は、腰回りはゆったりとしていて膝から下にかけて細くなるテーパードパンツがおすすめですよ。
ゆったりめなコートにスリムなパンツを合わせてしっかりとYラインを表現。
ゆるいシルエットにキレイめな雰囲気がマッチして、大人の余裕を感じさせる着こなしです。
③ドレスとカジュアルのバランスをとる
ショップコート は、コートのキチンと感と、作業着としてのワーク(カジュアル)さが融合したデザインが特徴。
そこで合わせ方を間違ってしまうと偏った印象のコーデになってしまうので、ドレスとカジュアルのバランスがとても大切になってきます。
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上記画像のメンズは、インナーにニット、ボトムスにはスラックス調パンツを合わせたコーデ。
主役のショップコートがデニム素材でカジュアルな雰囲気が強いので、コート以外は全てドレスライクなアイテムを合わせています。
特に足元がドレスシューズだと上品にまとまりますよ。
④パンツの裾をロールアップする
ショップコートは長めの丈にゆるシルエットのアウターなので、パンツの裾がダボついていると野暮ったい印象に。
裾をロールアップしてスッキリとした足元にすると、バランスのとれたスタイルに仕上がります。
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上記画像のメンズは、ショップコートにジーンズとブーツをあわせたコーデ。
トレンドのワイドパンツでも、裾をロールアップしているので野暮ったくならず、キレイめな雰囲気をキープしていますね。
ロールアップは幅が太いほどカジュアルになるので、細めの幅がおすすめです。
⑤男らしいコーディネートをする
ショップコートは、ワークコートなだけあって、ミリタリー感の強いカーキやグレーなどを選ぶと、ワイルドな雰囲気のコーデに仕上がります。
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上記画像のメンズは、グレーのショップコートを主役にしたコーデ。
ショップコートが土臭い雰囲気をアップさせ、上品さに男らしいワイルドな雰囲気も漂わせていますね。
⑥可愛らしいコーディネートをする
大人感の高いショップコートにカジュアルなインナーを合わせると、抜け感のあるゆるくて可愛らしい印象になります。
コートがメンズッぽい形だからこそ、カラーやインナーに変化をつけて印象を変えた着こなしをすると、おしゃれ感がグッと上がりますね。
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上記画像のメンズは、グリーンのショップコートにデニムのオーバーオールを合わせたコーデ。
大人っぽいショップコートに、オーバーオールを合わせて可愛らしく個性のある雰囲気を演出していますね。
白シャツをレイヤードすることでさらに子供っぽくならないようにしています。
ショップコートのメンズコーデ10例
ショップコートはシンプルなデザインなので、コーデがワンパターンになりがちではないでしょうか?
合わせ方次第でカジュアルにもキレイめにも見せられるアイテムなので、上手にコーデしてみてくださいね。
ではさっそく、ショップコートのメンズコーデを紹介します。
春コーデ
白のロンT×白のワイドペインターパンツ×スニーカー×ハット
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ブルー×ホワイトが、非常に爽やかで清潔感のある着こなしですね。
インナーとパンツは同じ白ですが、少し色味を変えることでノッペリした印象にならないようにしています。
足元は黒を持ってきて、コーデを少し引き締めた印象にしていますね。
白のタートルネックT×黒スキニー×ローファー×ハット
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暗くなりすぎないネイビーのショップコートを主役にしたコーデ。
インナーやソックスで白を見せることで上下がシックでも重くならず、爽やかを感じるコーデになっています。
また、タックインすることでスタイルアップし、周りと差をつけた着こなしにしていますね。
グレーのジップアップパーカー×白のロンT×黒のテーパードパンツ×ドレスシューズ
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グリーンのワークショップを使ったフレンチワークスタイル。
無骨になり過ぎないようにパーカーをレイヤードしたり、ボーダー柄ソックスで中和。
テーパードパンツとドレスシューズで上品にまとめていますね。
ボーダーロンT×白のワイドパンツ×赤スニーカー×ベージュのワークキャップ
参照元:https://wear.jp/
ボーダーロンTを使ったマリンテイストあふれる着こなしが春夏らしさを感じさせますね。
ボーダー柄は細めのラインを選ぶと大人っぽく着こなしやすいですよ。
差し色の赤のスニーカーが個性を引き立てるアクセントになっています。
Tシャツ×デニムオーバーオール×スニーカー
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子供っぽくなりやすいデニムのオーバーオールを、ショップコートで大人っぽく。
リネンライクの清涼感のある風合いとなので、ロングコートでも暑苦しさや重たさを感じさせません。
コートの大人っぽさと、デニムのカジュアルさのバランスが絶妙ですね!
秋冬コーデ
白T×チェック柄のシェフパンツ×ローファー×スカーフ
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グリーンとブラウンのアースカラーでまとめたコーデ。
秋冬らしい雰囲気や落ち着いた印象、そしてナチュラルで優しいカラーバランスになっています。
くすみカラーが多いと地味な印象になりやすいので、スカーフで華やかで上品なアクセントを加えていますね。
ベージュのシャツ×ワイドカーゴパンツ×レザースニーカー×ハット
参照元:https://wear.jp/
ヴィンテージのショップコートやカーゴパンツを使った古着ミックスコーデ。
かなり大きなサイジングのアイテムを、現在のオーバーサイズのトレンドに合わせて着こなしていますね。
特徴的なハットがさらに個性を引き上げています。
黒のプリントT×デニムパンツ×ローファー×キャップ
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カジュアルなTシャツ×ジーパンスタイルをショップコートで大人の着こなしに。
野暮ったくならないようにパンツは裾をロールアップしてスッキリと。
Tシャツのプリントやキャップのロゴが地味な印象になるのを防いでくれていますね。
ベージュのチェックシャツ×カットオフワイドデニム×スニーカー
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ショップコートにシャツ、デニムパンツを合わせた王道のキレイめカジュアルコーデ。
ブラウン×ベージュでシーズンムードを高めつつ、チェック柄を取り入れて華やかさをプラス。
足元はスニーカーを合わせ、タウンから散歩デートまで幅広いシーンに使える着こなしですね!
ブラウンのシャツ×ストライプ柄ワイドパンツ×ブーツ×キャスケット
参照元:https://wear.jp/
ストライプ柄のワイドパンツが目を引くコーデ。
タックインすることでさらに縦長効果が高く、スタイルアップしています。
また、キャスケットが可愛いアクセントになっていますね。
メンズに人気のショップコート8選
ショップコートは、気軽に羽織れるアウターでデザインや素材も豊富です。
スタイルに合わせて変化がつけられるので、1着持っていると重宝するアイテムですね。
では最後にメンズに人気のショップコートを紹介します。
UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)
1924年にアメリカで創業したユニバーサルオーバーオールは、ワークパンツ・カバーオール・ショップコートが特に人気でロングセラーアイテムとして愛されているワークウエアブランドです。
無骨さと上品さを兼ね備えたデザイン・シルエットが絶妙なショップコート。
素材にはブランドのオリジナルのTCツイル使用しており、密度の高いタフな作りと着やすさに加え、微光沢が品の良さも感じさせますね。
インナー・ボトムスを選ばないシンプルなデザインで、一着持っておけば便利で長く使えるアイテムです。
LEE(リー)
トップデニムブランドとして確たる地位を築いているリー。
温かみのある千鳥格子柄が特徴のショップコート。
ロングジャケットとコートの中間のような丈感で、カジュアルにもビジネスにも幅広いシーンで着用できるデザインですね。
センターベンツで動きやすさも考えられ、こなれ感が演出できる一着です。
Manual Alphabet(マニュアル アルファベット)
国内発のマニュアルアルファベットは、シャツメーカーがスタートしたファクトリーブランドです。
タイプライター生地を使用したショップコート。
タイプライター生地とは、長繊維で細い高級綿糸を用いた平織物のことで、目が詰まっているので薄い生地ながら丈夫に仕上がっています。
コットン100%のシワ感のある表情が特徴で、サッとカジュアルに羽織れる一着ですね。
URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)
日本を代表するセレクトショップの一つとして確固たる地位を築いているアーバンリサーチ。
アメリカのワークウエアブランドである「PAY・DAY(ペイデイ)」別注のショップコートです。
素材はコットン100%の厚過ぎないヴィンテージ調のダック生地を採用。
折り返した襟はコーデュロイの切り替え生地になっていて、シンプルでも存在感のあるアイテムですね。
WEARHOUSE(ウエアハウス)
1995年に日本で設立されたウエアハウスは、デニム・ネルシャツ・スウェット・スタジャンなどに定評があるアメカジブランドです。
薄手のライトオンスデニムで仕上げられたショップコート。
デニム生地でも非常にミニマルなデザインで大人っぽく、それでいてバックルフロントが個性的なアクセントも加えています。
AS SUPER SONIC(アズスーパーソニック)
国内生産にこだわるアズスーパーソニックは、上質な素材と日本の確かな技術のハイクオリティなアイテムが特徴のブランドです。
麻100%で仕上げられたシンプルなデザインのショップコート。
余計な飾りのないシンプルなデザインが、大人な印象を与えてくれますよ。
いろいろなコーデに合わせやすいネイビーと、アクセントに最適なブルーから選べます。
こだわりの国内生産
デイリーでより使いやすいシャツ生地で仕上がったショップコート。
シャツでは定番のオックスフォード地を、国内工場で目を詰めて織り上げられ、しっかりとしたハリとコシのある生地に。
長過ぎないミドル丈は羽織りや一枚、インナーとしても万能に活躍してくれます。
国内生産の高品質なアイテムはコスパに優れ、豊富なカラーバリエーションも人気の理由ですね!
カラーデニム
カジュアルなカラーデニム生地を使用したショップコート。
ボトムスはあえてデニムで濃淡をつけてデニムonデニムでも楽しめます。
襟と袖の内側がペイズリー柄になっていて、脱いだ時もさりげなくおしゃれをアピール。
センターベントデザインで動きやすさも考えられたアイテムです。
まとめ
いかがでしたか?
防寒対策にもなるナイロン素材や動きやすいストレッチ素材など、いろいろなタイプのショップコートがありましたね。
春や秋にピッタリのアイテムですので、ぜひお気に入りの1着を見つけてください。
今回は、ショップコートとは?メンズコーデのコツや、人気のショップコートを紹介しました。