「防寒性」と「おしゃれ」を兼ね備えたアイテムとして使える「インナーダウン」。
「ダウンベスト」はアウターとしての使用が多かったですが、最近はインナーとして利用するアイテムが増えてきています。
トレンドの着こなしや、どんなインナーダウンが人気なのかを知り、これからのコーデのバリエーションを増やしてみませんか?
今回はインナーダウンのメンズコーデの着こなし方、上に着るものや使い方を紹介します。
この記事のライター
<資格>
・ファッションデザイナー・服飾士
インナーダウンの種類
インナーダウンは、何も考えずに「アウターの中に合わせればいい」というわけではありません。
ただ着るだけだと、おしゃれどころかダサくなってしまう可能性があります。
まずはインナーダウンにはどんな種類があるのかを知ることが大事です。
それではインナーダウンの種類を紹介していきます。
①ベストタイプ
参照元:https://keymemory.co.jp/
インナーダウンの種類1つ目はベストタイプ。
ベストタイプは、厚めのアウターの下にも着やすいですよ。
②ジレ型のダウンベスト
インナーダウンの種類2つ目はジレ型のダウンベスト。
ベストタイプと少し似てはいますが、よりフォーマルやスーツスタイルに合わせやすいデザインとシルエットになっています。
③長袖タイプ・Vネック
参照元:https://www.roco2web.com/
インナーダウンの種類3つ目は、襟元がVネックになっている長袖タイプ。
襟元がVラインになっているので、コートの下に合わせた際にコーデのアクセントとして活用できます。
④長袖タイプ・クルーネック
参照元:https://azumakazuya.work/
インナーダウンの種類4つ目は、襟元がクルーネックの長袖タイプ。
襟元が丸くなっているので、タートルネックなどとも合わせすいインナーダウンです。
⑤半袖タイプ
参照元:https://store.melrose.co.jp/
インナーダウンの種類5つ目は半袖タイプ。
半袖になっているので、袖の中でのゴワゴワ感もなく、レイヤードとしても使えます。
⑥パーカータイプ
参照元:https://taion-extra.jp/
インナーダウンの種類6つ目はフードがついているパーカータイプ。
インナーダウンはさりげなくアウターの中に合わせ、防寒性とおしゃれの両方が使えるアイテムですが、パーカータイプはコーデの主役としても使えます。
インナーダウンのメンズコーデのコツ
インナーダウンとは、コートやジャケットなどのアウターの中に着用することで保温性を高めるアイテム。
薄手で軽量なため着膨れせず、コンパクトに畳んで持ち運びできるパッカブル仕様のアイテムも多いですよ。
また、季節の変わりめにはライトアウターとしても活躍してくれます。
防寒性が高いのはいいですが、おしゃれにコーデするにはどうしたらいいのか?
それではさっそくインナーダウンのメンズコーデのコツを紹介していきます。
①インナーダウンのインナー
インナーダウンはコートやジャケットの中に着ますが、そのインナーダウンのインナーには何を合わせるのか・・・?意外に迷うポイントかもしれません。
ロンTやスウェット、パーカー、ニットなど、基本的には何にでも合いますが、大人っぽく着こなすならシャツやタートルネックがおすすめ。
参照元:https://wear.jp/
あとは合わせるアイテムのサイズ感だけ注意しましょう。
②防寒対策に使う
参照元:https://wear.jp/
真冬になれば少し防寒性が足りないジャケットや薄手のコートですが、インナーダウンを着ることで防寒性を高められます。
着たいけど寒い季節に着られない好みのアイテムも、画像のようにインナーダウンを使うことでロングシーズン活躍してくれますよ。
③キレイめなコーデに合わせる
参照元:https://wear.jp/
インナーダウンはカジュアルなアイテムですね。
おしゃれメンズを目指すなら「かっこいい=キレイめ」の要素が必要になるので、キレイめなコーデに合わせることでカジュアルになり過ぎず、全体のバランスが取れます。
画像の様にインナーダウンを白シャツとレイヤードしたり、ロングコートを羽織ることで大人のスタイルに仕上げられますね。
④襟の選択
インナーダウンによって、襟の有るものと無いものがあります。
1枚でアウターとしてのみ使うなら左のような「襟有りのタイプ」でも良いと思いますが、基本的にはレイヤードして着るアイテムなので、右の画像のような「襟無しタイプ」がおすすめ。
襟元の露出が増えることでインナーダウンのインナーの存在感が高まり、それぞれの良さを引き立てあえますよ。
⑤黒を使う
インナーダウンの表地に多く使われるナイロン素材は、化繊特有の光沢感が特徴的。
ダウンの表面はキルティング加工の凹凸があるシルエットになっているので、モコモコと膨らんで見えてしまいます。
黒のインナーダウンを使えば、収縮色の特性で引き締まってみせられます。
参照元:https://wear.jp/
黒はどんなカラーでも合わせやすいというのも大きな魅力。
あえて膨張色の白を使う場合は、中のインナーを収縮色で抑えるという方法もあります。
⑥同系色を使う
参照元:https://wear.jp/
インナーダウンは防寒対策が着用する目的の一つ。
同系色を使うことでインナーダウンの存在が控えめになり、全体に統一感が生まれます。
画像の様にトップスをカーキで合わせることで、シックな大人の表現に白Tが全体の差し色となり、カーキと白のバランスをうまく表現しています。
メンズにおすすめのインナーダウン4選
最後はおすすめのインナーで使えるダウンを紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
TAION(タイオン)
「インナーダウン」と言えば名前が上がるタイオン。
高品質で高機能なインナーダウンを幅広く展開しており、色やサイズ展開が多いのも特徴です。
Vネックのベストタイプのインナーダウン。
650フィルパワー以上のダウン、表地は超撥水の高密度ナイロンなど、高い機能性で仕上げられています。
DANTON(ダントン)
ダントンは、フランスの老舗ワークウエアブランドです。
デザインとシルエットがとてもキレイなインナーダウン。
薄手素材ながら保温性もあり、襟部分も他のアイテムを邪魔しないスリムな形になっているので、着るだけでこなれ感を表現できますね。
軽量でフィット感を出すウェストコードもついており、高い機能性はさすがの仕上がりです。
長袖タイプ
ライトアウターとして使いやすい長袖タイプのインナーダウン。
長袖タイプながら薄く仕上がっているので、インナーとしても着膨れの心配なく使えます。
腕回りのスナップボタンを外せば半袖としても使えますよ。
ステッチレス
ステッチレスでダウン見えしにくいインナーダウン。
キルティングのないミニマルなデザインが都会的で、大人っぽく着こなせます。
ナイロン100%の表地は耐久性に優れ、マットな風合いで高級感もあります。
環境に配慮したリサイクルダウンを採用している点も好感が持てますね!
まとめ
いかがでしたか?
これからの季節は、真冬では着られなかったお気に入りのアウターとも合わせ、周りと差をつけたコーデを楽しんでくださいね。
今回はインナーダウンのメンズコーデの着こなし方、上に着るものや使い方を紹介しました。