本格的に寒くなってきたらコートの出番ですね。
定番のステンカラーコートやチェスターコートに飽きを感じているなら、ダッフルコートにトライしてみませんか?
学生が来ていたり、カジュアルなイメージのあるダッフルコートですが、人気ブランドのアイテムで洗練された大人のスタイルを楽しみましょう。
今回はダッフルコートでメンズに人気のブランドと、おすすめのブランドを紹介します。
ダッフルコートとは?
ダッフルコートと言えば、フロントがボタンではなくトグルで留めるデザインと、フードが付いていることが特徴的なコート。
参照元:https://www.shop.jal.co.jp
もともとは漁師のコートとして着用されていて、極寒の地のかじかんだ手や、厚手の手袋を装着したままでも開閉ができるようにトグルボタンが採用されています。
- サイドポケット:手袋をしたままでも手を入れられるように、大きくシンプルに作られているのが本来のデザイン。現在は多様化してフラップ付きのものも多くあります。
- チンストラップ:首元からの防風性・保温性を高めるためにつけられています。こちらも現在は多様化し、チンストラップが無いアイテムも多く展開。
- ストームパッチ:肩から背中にかけてパッチ(つぎ布)が施され、雨が染み込むのを防いでくれるものです。
ダッフルコートの選ぶポイント
ダッフルコートはコートの一種ですが、カジュアルな雰囲気が強いアイテムですね。
そのため、ダッフルコートを選ぶ際に気をつけたいことは、カジュアルになり過ぎないようにすること。
カラー・シルエット・着丈・素材のそれぞれポイントを見ていきましょう。
①カラー
ダッフルコートでおすすめのカラーは、
- 黒
- ネイビー
- グレーorベージュorキャメル
黒とネイビーの2色は間違いないと言えます。
▼左:黒/右:ネイビー▼
黒・ネイビーはダッフルコートの可愛さを残しつつもカジュアルテイストをキープして、大人っぽい雰囲気に仕上げてくれます。
また、着回し力の高さも大きな魅力ですね!
グレー・ベージュ・キャメルもダッフルコートで多いカラーですが、着こなしのハードルが上がるので自信の無い方は避けるのがベターですよ。
②シルエット
シルエットのトレンドはやはり「オーバーサイズ」。
参照元:https://shop-list.com/
細めのシルエットを選ぶ場合も、適度なゆとりを持たせた「リラックスフィット」が今はオススメです。
リラックスした雰囲気や、インナーを着込んでも着膨れせず、体型をカバーしてくれるのはオーバーサイズの魅力ですね。
③着丈
着丈はショート・ミドル・ロングと主に3つに分かれますが、おすすめはミドル丈かロング丈。
ショート丈はどうしても「学生が着ている」というイメージが強く、おしゃれに見せるためには着こなしの難易度が上がります。
▼左:ショート丈/右:ミドル・ロング丈▼
その点、ミドル丈やロング丈は羽織だけでサマになりやすく、大人っぽい雰囲気を作れます。
トレンドを意識するなら着丈はひざ丈前後まであるロング丈がおすすめですよ。
④素材
ダッフルコートの多くは「メルトン生地」というフェルトのような生地が一般的。
参照元:https://james-co.jp/
ニット素材やツイード素材のアイテムも多くありますが、素材はキレイめな雰囲気を作ってくれるだけでなく、保温性にも優れるメルトン生地がいいでしょう。
⑤トグルボタンのカラー
最後に注目するポイントとしては「トグルボタンのカラー」です。
これは絶対という訳ではありませんが、より大人っぽく上品な印象にするなら、トグルボタン・留め具・留め紐もブラックを選ぶこと。
▼トグルボタンのカラーによる印象の違い▼
特にヒモ状で白のトグルボタンはカジュアル色がかなり強くなります。
黒やネイビー以外のダッフルコートを選ぶ際も、トグルボタンや留め紐のカラーはブラックを選べば引き締まった印象になりますよ。
選ぶ際はぜひこのポイントにも着目して選んでみてくださいね。
メンズのダッフルコートの人気ブランド10選
ブランドのダッフルコートを羽織ると、いつものコーデもワンランク上の着こなしができます。
1着あるとかっこよくおしゃれに着こなせますよ。
それではさっそくメンズに人気のダッフルコートのブランドを紹介します。
GLOVERALL(グローバーオール)
イギリスで誕生したグローバーオールは、ダッフルコートの代名詞的なブランドとして世界中から支持されています。
高級なウールとナイロンをメインに使用した最高級のダッフルコート。
英国アウター特有のモッサリ感がなく、スッキリとしたシルエットに軽やかな着心地の仕上がりに。
トレンドに左右されにくいトラッドなスタイルで、秋冬に重宝すること間違いない1着ですよ。
LONDON TRADITION(ロンドントラディション)
2001年イギリス創業のロンドントラディションは、上質な素材を用いた高品質なアイテムが魅力で、チェックを配したダブルフェイス仕様の裏地も特徴のブランドです。
クラシックな雰囲気と無理のないスリムなシルエットで、上質な雰囲気漂うダッフルコート。
生地はしっかりと目のつまったウールをベースとしたメルトン生地を採用し、保温性が高く着心地のよさも抜群です。
トグルボタンには水牛の角、留め紐にはレザーが使われていて、細部にまでこだわりを感じる仕上がりですね!
BARK(バーク)
25年間ニットに携わった経験を持つパオラ氏が2008年に立ち上げたバークは、ニット素材で一目置かれ、定評のあるブランドです。
ニット素材メーカーならではの上質なニット素材を使用し、繊細でキメ細かな編みめが保温効果の高いダッフルコート。
ニット特有の優しい印象のあるデザインですが、コートのキレイめな雰囲気もしっかりと感じられる人気の一着です。
MACKINTOSH(マッキントッシュ)
トレンチコートで大人気のマッキントッシュは、幅広い世代で愛されているラグジュアリーブランドです。
エレガントな雰囲気が漂う大人のデザインが魅力のダッフルコート。
ブランドらしいラグジュアリーな雰囲気で、キレイめスタイルやビジネスシーンにも活躍してくれますよ。
BEAMS(ビームス)
ビームスは幅広いスタイルを提案する、メンズカジュアルファッションの定番ブランドですよね。
シンプルなダッフルコートは、とても軽く暖かい着心地が魅力的!
短めのスッキリとしたショート丈ですが、シックなカラーで統一することでカジュアル色を抑えています。
万人受けするシルエットなので、どんなスタイルにもなじんでクリーンな印象を与えてくれますよ。
FRED PERRY(フレッドペリー)
1952年イギリスで設立されたフレッドペリーは、スポーツウエアやモッズコートなどを中心に展開してきたブランドです。
かつて英軍が使用していたデザインを、現代向けに再現したダッフルコート。
空気を多く含むエアヤーンを使用したメルトン生地で、男らしい重圧感をキープしながら、軽くて保温性に優れた仕上がりなんです。
裏地には英国の伝統的なタータンチェックを採用。
とことんカジュアルに着こなしても、しっかり品のよさをアピールできるダッフルコートですよ。
Schott(ショット)
1913年アメリカで設立されたショットは、本格的なライダースジャケットが有名で、Pコートを中心に品質の高さに定評のあるブランドですね。
スッキリとしたシルエットのロング丈で、ダッフルコートの大きな特徴の一つであるフードを排除したデザイン。
その代わりに襟が幅広くなっていて、チンストラップを締めれば首元もしっかり防寒できるようになっているんですよ。
生地はショット定番のウールメルトンで保温性抜群!シンプルながら細部までしっかりと作り込まれています。
INVERTERE(インバーティア)
1904年イギリス生まれのインバーティアは、世界で初めてリバーシブルコートを開発したことで有名な老舗コートブランドです。
シンプルなデザインと上質な生地で他と一線を画す高級感、着心地が魅力のダッフルコート。
ラムスウールを100%使った生地は、とても暖かく肌触り抜群なんです。
また、膝まである丈でも軽量に仕上がっており、シーンを選ばず長く愛用できるアイテムですよ。
Scye/Scye Basics(サイ/サイ ベーシックス)
2000年に日本でスタートしたサイ/サイベーシックスは、英国クラシックをベースに素材・カッティング・内部構造にまで配慮し、独自のベーシックなアイテムを展開しているブランドです。
スリムでスタイリッシュな雰囲気に、随所に配された独自のスナップボタンやジップのシルバーがスパイスの効いたアクセントになったダッフルコート。
素材には、ブランドの中でも定番のウールカシミヤメルトンが使用されており、保温性の高さはもちろん、驚くほど柔らかくしなやかな手触りが魅力なんです。
もちろん着心地も抜群で、スッキリとスマートなロング丈は、見た目の高級感も申し分ない仕上がりですね。
GRENFELL(グレンフェル)
1890年創業のグレンフェルは、英国の伝統を継承する老舗コートブランドで、王室御用達ブランドとしても有名です。
英国の歴史が育んだダッフルコート現代風にブラッシュアップさせた一着。
ほんのりと起毛感のある上質なウールを使用し、一目で分かるほど高級感のある仕上がりですね。
綺麗に立ち上がるフードや、牛革ループに水牛トグルなど、細部まで抜かりないデザインはさすが老舗ブランドです。
ダッフルコートでおすすめブランド5選
続いてはダッフルコートのおすすめのブランドを紹介します。
おしゃれなメンズに着こなしてほしいおすすめのブランドのダッフルコートを集めたので、ぜひ参考にしてみてください。
SCOTCH & SODA(スコッチ&ソーダ)
1985年オランダで設立され、2001年には新オーナーのもと新しく生まれ変わったスコッチ&ソーダ。
メンズに限らずレディース・キッズ・香水など、幅広いライン展開をしています。
トラディショナルなデザインで、デニムとも相性のいいダッフルコートはいかがですか?
ウッドフックのトグルボタンがいいアクセントになっていますね!
キレイめなカジュアルスタイルのかっこいいコーデがキマりますよ。
SHIPS(シップス)
カジュアルでリラックス感漂うアイテム展開で人気を集めるシップス。
トレンドはもちろん、大人のナチュラルコーデを叶えてくれる老若男女問わず支持されているブランドですね。
そんなシップスのおすすめのダッフルコートは、個性を感じるカラーやデザインが特徴です。
爽やかに彩る鮮やかなブルーで定番コーデを垢抜けた印象に。
クラシックなチェック柄は、ほんのりレトロな雰囲気漂うトレンドスタイルを表現してくれますよ。
ORCIVAL(オーシバル)
ダッフルコートといえば、オーシバルも外せないブランドですよね。
イタリアブランドであるリティンテの上質なウールを使用したダッフルコートは、羽織るだけで男の品格をあげてくれる優秀アイテム!
ロング丈でこなれた印象に。トグルボタンを3つにすることで、ロング丈でも重たい印象になりません。
袖口のブランドタグやポケットに配されたエンブレムがさりげないアクセントになって、クールな雰囲気を演出していますね。
FIDELITY(フィデリティ)
アメリカ生まれのフィデリティは、ジャケットやコートなどアウターウエアをメインに展開しているブランドです。
シンプルなデザインにゆったりしたオーバーサイズのダッフルコート。
厚みがありながらも柔らかくて滑らかなメルトン生地で、高い保温性を誇ります。
フロントはレザーとウッドのトグルで大人っぽさをプラス。
リラックスシルエットでも、メンズコーデを品よく大人な雰囲気にまとめてくれますよ。
nano universe(ナノユニバース)
日本ブランドで綺麗めなアイテムが人気のブランドと言えば、必ず名前が上がるナノユニバース。
手触りがよく、膨らみのある暖かな表情のダッフルコート。
シンプルな分、留め紐はあえてカジュアルなコットン地でダッフルコートらしいアクセントに。
漁師が着ていた昔ながらのボリュームのあるシルエットを、うまく今のトレンドに落とし込んでいますね。
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(着こなしのポイント)
(カラー別のコーデ集)
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まとめ
どのブランドも魅力的でおしゃれなダッフルコートばかりでしたね。
幼く見えてしまったり、野暮ったさを感じるならブランドのダッフルコートを羽織れば間違いないコーデが完成します。
簡単に垢抜けた都会的な着こなしを叶えてくれるブランドのダッフルコートを、ぜひこの機会に取り入れてみてくださいね。
今回はダッフルコートでメンズに人気のブランドと、おすすめのブランドを紹介しました。