春夏のメンズの帽子で、ジェットキャップが注目を集めています。
ジェットキャップの魅力や被り方、コーデのコツや人気ブランドなどを知れば、周りとの差をつけられますよ。
そこで今回はジェットキャップとは?その魅力やメンズコーデのコツ・人気ブランドまで徹底解説します。
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<資格>
・ファッションデザイナー・服飾士
ジェットキャップとは?
ジェットキャップとは、つばが広く、5枚のパネル生地で仕上げられているキャップのことを指します。(※通常のキャップは6枚か8枚で構成)
参照元:https://aucfree.com/
そのため、別名で「ファイブパネル」や、スポーツ・アウトドアシーンに使われることが多いため、「キャンプキャップ」とも呼ばれていますよ。
また、左右のパネルに通気孔が配されているのも特徴。
現在ではカラーや素材も豊富に展開されており、通常のベースボールキャップとはまた違う独特なデザインと、浅めのシルエットを楽しめます。
正しい被り方をすることで、コーデの幅も広がり、ワンランク上の着こなしが演出できますよ。
ジェットキャップのおしゃれなかぶり方
ジェットキャップは、少し特徴的なデザイン・シルエットが魅力。
しかし被り方によっては、子供っぽくなったり、野暮ったさを感じさせてしまう場合もあります。
おしゃれな正しいかぶり方のポイントを押さえておいてくださいね。
続いてはジェットキャップのおしゃれなかぶり方を紹介します。
①浅めにかぶる場合
浅めにかぶることで少し柔らかいナチュラルな印象となり、トレンド感のある演出ができる様になります。
参照元:https://www.coen.co.jp/
ヘアスタイルも合わせるなら、上記の画像の様に前髪なども見せることで、大人のこなれ感を表現できますよ。
②深めにかぶる場合
深めにかぶると、ベースボールキャップと同じようなメンズのアクティブな雰囲気を演出できます。
参照元:http://image.rakuten.co.jp/
ツバがフラットではないタイプなら、大人カジュアルな雰囲気に。
サイドをスッキリと見せることで、無骨なメンズらしさもありながら、シャープでスポーティーな印象になります。
③つば裏がやや見える角度
正面から見た時につばの裏が少し見えるくらいの角度にかぶると、シンプルな中にこなれ感を演出できます。
参照元:http://boshiyaoutlet.jp/
前髪を隠すとより男っぽい印象で、前髪を出して浅めにかぶるとファッショナブルな印象になります。
④つばを後ろにする・バックフロント
キャップは、本来ストリート色の強いアイテム。
つばを後ろにするかぶり方は、メンズらしいというイメージに加えて、どうしても少し子供っぽさや、やんちゃな印象もプラスされます。
参照元:http://comma-wreck.c.blog.so-net.ne.jp/
そのため、後ろ被りはカジュアルなスタイルが好きなメンズにおすすめ。
大人スタイルを表現するのであれば、シャツやポロシャツなどのキレイめなアイテムと合わせるとバランスよく仕上がります。
また、ツバが短いものやコンパクトなサイズを選ぶことで、大人の雰囲気を表現しながらおしゃれなかぶり方ができますよ。
⑤つばの角度
キャップにおいて大きく印象を変えるのが「つばの角度」。
年代やコーデを問わず汎用性が高いのはラウンドタイプ(※写真左)のキャップです。
フラットタイプ(※写真右)はかなり若々しく、ストリート色の強い印象に。
大人っぽい着こなしをしたい方は「ラウンドタイプ」をチョイスしてくださいね。
もし可能ならツバを少し曲げてラウンドさせ、印象の違いを比べてみてください。
ジェットキャップでおすすめの着こなし7パターン
かぶり方が理解できれば、次は合わせるアイテムとどの様コーデすればいいのか?
おしゃれなコーデ画像を元に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
続いてはジェットキャップのおすすめのコーデ方法を紹介します。
①モノトーンコーデに合わせる
参照元:https://wear.jp/
白・黒のモノトーンコーデに、ジェットキャップを合わせた大人のカジュアルコーデ。
ボトムスにドレスアイテムであるスラックスを合わせてキレイめな雰囲気を作っていますね。
②テックコーデに合わせる
上記の画像の様に、ナイロンベストを使ったテックコーデに、モノトーンや暗めのカラーのジェットキャップを合わせれば、リラックス感を残しながら都会的な演出を加えられます。
また、パンツとジェットキャップのカラーを合わせれば、統一感が生まれてこなれ感も表現できますよ。
③ビッグシルエットに合わせる
ジェットキャップは、特徴的な浅めのデザインで仕上がっているので、かぶるだけでシャープな印象を表現できます。
参照元:https://wear.jp/
上記の画像の様に、ビッズサイズのシャツを合わせれば、外しアイテムとして使えますよ。
ビッグシルエットのラフな雰囲気に、ジェットキャップを合わせることで、ストリートっぽい雰囲気も加えられます。
④細みシルエットに合わせる
ジェットキャップはスリムなシルエットとも相性は抜群です。
参照元:https://wear.jp/
上記の画像の様に、スリムシルエットに黒色のジェットキャップを合わせることで、全体をしっかりと引き締めてくれます。
また、足元はレイヤードしたインナーと合わせた白色のスニーカーでメリハリ感もあって、とてもバランスよく仕上がっていますね。
⑤カジュアルコーデに合わせる
ジェットキャップはストリート色もあるアイテムです。
シンプルですがカジュアルなコーデに合わせることで、キャップ本来のストリートコーデが表現できます。
参照元:https://wear.jp/
上記の画像の様に、スウェットにデニムパンツとスニーカーの定番コーデに合わせるだけで、メンズらしいかっこいいストリートコーデができますね。
⑥マリンコーデに合わせる
マリンコーデにジェットキャップを合わせることで、爽やかな春夏スタイルにメンズらしいストリート色を加えられます。
参照元:https://wear.jp/
上記の画像のコーデは、ジェットキャップの黒で引き締め、洗練された大人コーデが完成しています。
⑦キレイめコーデの外しアイテムに使う
ジェットキャップはキレイめなコーデの外しアイテムとしてもおすすめ。
参照元:https://wear.jp/
ロングコートやスラックスなどのドレスライクなアイテムは、大人っぽく見せられる反面、地味な印象になりやすい特徴があります。
キャップで少しカジュアルダウンすることで遊び心のある印象になり、大人っぽいキャップスタイルを演出できますよ。
ジェットキャップの人気ブランド9選
コーデパターンは参考になりましたか?
ジェットキャップをかぶるなら、メンズらしいかっこいいデザインを展開している人気ブランドのアイテムを使うのが一番です。
最後はジェットキャップの人気のブランドを紹介します。
Champion(チャンピオン)
アスリートからストリートまで支持の高いチャンピオンは、アメリカを代表する人気のスポーツブランドですね。
定番のチャンピオンロゴにタフタコードが付いた(※取り外し可)ジェットキャップ。
つばはフラットでも、ラウンドもさせられるので、年代関係なく着用しやすいシルエットになっています。
シンプルなデザインは飽きがこず、汎用性の高さが魅力ですよ!
NEW ERA(ニューエラ)
世界中で人気のあるファッションブランドのニューエラは、メジャーリーグの公式キャップとしても有名で、幅広い世代に人気があります。
ドライな素材感が特徴的で、春夏にぴったりのジェットキャップ。
こちらは2019年春にアウトドアに向けて新たに誕生した「ニューエラアウトドア」モデルになります。
普段使いからアウトドアまで、おしゃれなデザインはそのままに幅広いシーンに使えるアイテムですね。
NEWHATTAN(ニューハッタン)
伝統的なスタイルを現代に合わせ、高いクオリティを低価格で提案するニューハッタン。
シンプルな無地デザインにサイドの通気口をアクセントに活かしたデザインですね。
コットン100%のしっかりとした生地で、耐久性の高い仕上がり。
適度なストーンウォッシュ加工が施され、柔らかくてかぶり心地のいいアイテムですよ。
DECHO(デコ)
2003年岡山を拠点にスタートしたデコは、国内外の古き良きものをベースに、日本人の感性と技術で再構築したアイテムが魅力のブランドです。
コーデを選ばないシンプルな無地デザインで仕上がったジェットキャップ。
天然繊維である綿100%のベンタイルは、
- 耐水
- 撥水
- 透湿性
- 通気性
の高機能がそろった素材で作られています。
BRIXTON CAP(ブリクストンキャップ)
カリフォルニア発のブリクストンは、スケートボード・サーフィン・音楽といった西海岸のカルチャーの影響を色濃く受けたアイテム展開が魅力のブランドですよ。
ジェットキャップの形ではない5キャップのベースボールキャップが定番人気です。
存在感のあるロゴパッチがいいアクセントになったジェットキャップ。
やり過ぎない個性的なデザインが絶妙なアイテムですね!
HUF(ハフ)
アメリカ生まれのハフは、「スケートボード・ライフスタイル」をコンセプトに、ストリートファッションアイテムで人気のブランドです。
フロントのボックスロゴがアクセントになったジェットキャップ。
素材にはジャージのようなメッシュ素材を使用し、スポーティーかつ耐久性に優れます。
ハフはグラフィックデザインも有名ですが、シンプルなアイテムもカッコ良くておすすめですよ。
ROTHCO(ロスコ)
ロスコは、60年以上の歴史をもつアメリカのミリタリーウエアブランドです。
一切の装飾を省き、ブラックの1トーンで仕上げられたジェットキャップ。
軽くて丈夫、さらに通気性の高いリップストップ生地を使用しており、春夏におすすめ。
シンプルなデザインは男女・年代問わず活躍してくれるアイテムですよ。
VANS(バンズ)
カリフォルニアに本拠をおくバンズは、世界中にファンも持つ、男女問わず人気のスニーカーブランドですね。
大きなロゴデザインがコーデのアクセントになってくれるジェットキャップ。
可愛い柄がキャップのストリート色を和らげ、ファッショナブルに演出してくれますよ。
Supreme(シュプリーム)
ニューヨーク発祥のシュプリームは、スケートボードやヒップホップに影響を受けたアイテムが世界中で大人気のブランドです。
シュプリームらしいブランドのボックスロゴを配したジェットキャップ。
洗いをかけたコットン100%の生地はヴィンテージライクな風合いで、シーズンを通して着用できるのも魅力ですね!
メッシュのハトメもいいアクセントで通気性にも優れ、快適なかぶり心地をキープしてくれますよ。
ジェットキャップのメンズコーデ16例
ジェットキャップは、被るだけで存在感を演出できる人気のアイテムです。
キレイめからカジュアルまで幅広く活用できるので、ぜひ参考にしてください。
それでは最後にジェットキャップのメンズコーデを紹介します。
春夏コーデ
トラックジャケット×ワイドスラックス×白ブーツ
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トラックジャケットを主役にしたスポーツミックスコーデ。
軽快で爽やかな雰囲気が春夏にぴったりですね。
キャップもスポーティーなコーデに非常に相性良くマッチしています。
トレンチコート×白T×ワイドイージーパンツ×スニーカー
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ドレスな雰囲気の強いトレンチコートを、ワイドなシルエットやカジュアルなアイテムで崩したコーデ。
また、モノトーンに近いカラーバランスなので大人っぽい雰囲気を作れていますね。
ジェットキャップのベージュが差し色となり、カジュアルなアクセントにもなっています。
カーキのブルゾン×白のロンT×バギーデニム×スニーカー
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ワイドなシルエットでクールにまとめたストリートコーデ。
インナーやシューズに白を取り入れているので春らしい爽やかさも感じますね!
ジェットキャップはレザー素材で大人っぽさをプラスしています。
グリーンのセットアップ×パーカー×スニーカー
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キレイめアイテムであるジャケットのセットアップをワイドシルエットでストリート風に。
パーカーや総柄のVANSのスニーカーでしっかりとカジュアルダウンしていますね。
カジュアルな雰囲気がキャップとも違和感なくマッチしています。
デニムジャケット×白のロンT×黒のスラックス×スニーカー
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白・黒・ブルーでまとめた、爽やかなキレイめカジュアルコーデ。
カジュアルなデニムジャケットを、ドレスなスラックスで中和。
キャップもブラックなのでコーデを引き締めてくれていますね。
白T×デニムパンツ×スニーカー
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白Tにデニムパンツを合わせたシンプルなカジュアルコーデ。
野暮ったくなりやすいライトインディゴのデニムはロールアップでスッキリした足元に。
スニーカー・キャップは黒で引き締めつつ、チェック柄やロゴでアクセントを作っていますね。
白T×ショートパンツ×スニーカー
参照元:https://wear.jp/
一枚で主役になってくれるバックプリントのTシャツも夏に人気のアイテム。
ライン入りソックスで個性を加え、周りと差をつけた着こなしにしています。
こなれたストリートスタイルがオシャレですね。
ジェットキャップ×Tシャツ×ミリタリーパンツ×サンダル×たすき掛けシャツ
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ヴィンテージ感のあるミリタリーパンツでカジュアルにまとめた古着ミックススタイル。
レイヤードしたインナーのイエローがいい夏らしいアクセントに。
たすき掛けのシャツでポイントを作り、こなれた着こなしになっていますね。
アロハシャツ×バギーデニム×スニーカー
参照元:https://wear.jp/
夏のお出かけの気分を盛り上げてくれるアロハシャツ。
カジュアル色の強いアイテムですが、他のアイテムを黒で統一することで大人っぽく着こなしていますね。
重たくならないようにスニーカーのソールには白を取り入れて軽い印象を作っています。
黒T×ダークグリーンのイージーパンツ×サンダル
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上下シックにまとめたクールな大人コーデ。
全体的にゆとりのあるシルエットが大人の余裕を感じさせます。
サンダルで足元に抜け感を作り、暗く重たい印象にならないようにしていますね。
秋冬コーデ
ブラウンのシャツ×黒T×チャコールグレーのスラックス×ドレスシューズ
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落ち着いたシックなカラーバランスで大人の渋みを感じるコーデ。
インナーの白Tを裾から見せることでコーデが軽くなり、メリハリも作れています。
かなりキレイめな着こなしですが、キャップ&サングラスでクールにまとめていますね。
黒のロンT×ベイカーパンツ×黒スニーカー
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ルーズ過ぎないシルエットの大人カジュアルコーデ。
デザイン性・素材に表情のあるベイカーパンツなので、トップスは黒Tでシンプルに引き締め。
キャップやサングラスを加えることでストリートな雰囲気が加わっていますね!
CPOシャツジャケット×ブルーのTシャツ×ワイドデニム×スニーカー
参照元:https://wear.jp/
濃淡を変えたブルーのワントーンコーデ。
ストリートモードな雰囲気がオシャレかっこいいですね。
ベルトやキャップでさりげなく柄のアクセントを加えています。
ボアジャケット×白のロンT×スラックス×スニーカー
参照元:https://wear.jp/
カジュアルにはなりますが、アウトドアが期限のボアジャケットとジェットキャップの愛称は抜群。
黒のスラックスがコーデを引き締め、グッと大人っぽい着こなしにしてくれます。
また、インナーの白Tや、足首から白ソックスを見せてコーデを軽く見せているのもオシャレポイントですよ。
ミリタリージャケット×パーカー×ワイドカーゴパンツ×グレースニーカー
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ミリタリージャケットにカーゴパンツを合わせた、ミリタリーONミリタリーコーデ。
淡色使いでもクールな雰囲気で、カッコいいストリートな着こなしになっています。
キャップはコーデが難しそうなパープルを選んでいますが、暖色と寒色のどちらにもなじみやすいですよ。
トレンチコート×ワイドスラックス×ブーツ
参照元:https://wear.jp/
キレイめなコーデの外しアイテムとしてジェットキャップを。
他にも、仕事着っぽくなりやすいトレンチコートを、カラーやシルエットでカジュアルダウン。
シューズがブーツなので上品にまとまっていますね。
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あとがき
いかがでしたか?
ジェットキャップは普段のコーデに加えるだけで、大きく雰囲気を変えてくれるアイテムです。
かぶり方やコーデを参考に、周りとの差をつけたおしゃれなコーデを演出してくださいね。
今回はジェットキャップとは?その魅力やメンズコーデのコツ・人気ブランドまで徹底解説しました。