気をつけていても食事の際にスープがついてしまったり、ネクタイを汚してしまったことはありませんか?
大事な商談の前に汚れてしまったら大変ですよね。
しかし、ちょっとした対処法をマスターしていれば、緊急時でも対応できますよ。
そこで今回はネクタイのシミ抜きと、自宅でできる染み抜き方法や応急処置の方法も紹介します。
自宅でできるネクタイのシミ抜き方法を紹介
ネクタイにシミができてしまったらクリーニングに出していませんか?
もちろんクリーニングに出すのも一つの方法ですが、自宅でできる方法もあります。
一般的に多く使われているシルクのネクタイのシミ抜き方法を参考にしてみてください。
それではさっそく自宅でできるネクタイのシミ抜き方法を紹介します。
手順①:手洗い
手洗いの注意点ですが、「手洗い=揉んで絞って叩く」のイメージがありますが、こちらは極力避けてください。
付いたばかりの汚れや水溶性の汚れは、強く揉まなくても十分に落ちます。
参照元:https://xn--l8j0a5jld.com/
上記の画像の様に、できるだけネクタイを畳んだ状態で浸けて、揉むではなく洗剤液の中で泳がせるようなイメージで染み込ませてください。
ここで使う洗剤は色落ちも考慮した中性洗剤がおすすめ!
また、あまり浸けすぎるのもよくありませんので、20回程ゆらゆらと泳がせてからキレイな水ですすいでくださいね。
手順②:水分を切る
水分を切るときも、絞ったり強く叩くのは控えてください。
参照元:https://xn--l8j0a5jld.com/
上記の画像の様にバスタオルで優しく包みこみ、上から優しく押さえてください。
大事なことは焦らず丁寧に行うことですよ。
手順③:陰干し
手順2で水分が切れた後は、直射日光が当たる場所は避けて、風通しがいい場所でハンガーや物干し竿に干してください。
参照元:https://shusendo.info/
直射日光をあてると生地が傷んでしまう原因になります。
いい場所がみつからない場合は、夜に干して朝に取り込む方法でも問題ありませんよ。
手順④:アイロン
しっかりと陰干しをすることでシワや型崩れはありませんが、少しヨレが気になりますのでアイロンをあててキレイに仕上げてください。
参照元:https://image.customlife-media.jp/
- 直接アイロンをあてるのではなく、上記の画像のようにあて布を使ってアイロンをかける
- 強く押し込むのではなく、中温の蒸気をあてるようにする
- 最後は裏側からあてていくとキレイに仕上がりますよ
手順⑤:総仕上げ
自宅でできるネクタイのシミ抜きの最後は一工夫加えること。
一工夫とは、ネクタイ仕上げバーを内側に通し、シワを伸ばしてアイロンをあてます。
▼おすすめのネクタイ仕上げバー▼
ネクタイはぺったんこよりも、少し膨らみのある方が高級な雰囲気を演出できます。
ネクタイ仕上げバーを通してアイロンをあてることで、丸みのある厚みを作れるので、最後まで丁寧に行ってくださいね。
ネクタイバーが無ければ長めの菜箸(さいばし)で試してみてください。
ネクタイについた染みの応急処置方法を紹介
外出先でうっかりシミをつけてしまった経験をお持ちの方は多いですよね。
ネクタイに限らずついてしまった染みは、処置が早ければ早い程落ちやすくなります。
また、染みの原因によっても処理方法は変わってきます。
ではどのような処置をすればいいのでしょう?
続いてはネクタイについた染みの応急処置方法を紹介します。
水溶性の染みの場合
参照元:https://www.aoki-style.com/
水溶性のシミとは、
- コーヒー
- ジュース
- お茶
- 醤油
などの油分を含まない物のことです。
①ティッシュペーパーを使い、表面の染みを軽く濡らす
ここでの注意点は、染みの中央部分からするのではなく、染みの端の部分から徐々に濡らしていくこと。
いきなり中心部を濡らすと染みが広がってしまいますよ。
この際の水分は、手洗い場にある石けん水を使えば汚れは落ちやすくなります。
ただ、後にしっかり洗剤を落とさないと生地の痛みの原因になるので注意が必要。
②染みの裏側にハンカチを当て、乾いたハンカチかティッシュペーパーで押さえて染みを移し取る
ここでの注意点は決して擦らないこと。
擦ることで生地の痛みの原因に繋がります。
後は裏側に当てるハンカチを交換し、作業を繰り返し行い徐々に水分を多くしていき、洗剤が残らない様にすることが大切ですね。
油性のシミの場合
参照元:https://www.aoki-style.com/
油性のシミとは、
- ケチャップ
- カレー
- 口紅
などの油分を含む物のこと。
油性の場合の染みの応急方法は、水溶性の処置と基本は同じです。
注意としては、
- 染みに水分をあてる前にティッシュペーパーか、乾いた布で油分を押さえ、しっかりと油分を取り除いてから水分をあてる
- 水分を当てる際は水分を少なめにし、ゆっくりと処置をしていくこと
ネクタイのシミ抜きに使う道具を紹介!
今まで紹介してきた内容に出てきたシミ抜きに必要な道具をそろえておくと、自分でも気軽にお手入れができますよ。
最後はネクタイのシミ抜きに使う道具を紹介します。
①家庭用中性洗剤
ネクタイの手洗いで使う際に紹介した家庭用中性洗剤。
なぜ中性洗剤を使うのかというと、洗浄力よりも色落ちや繊維への負担の軽減を考えられた洗剤だからです。
とくにネクタイの素材でよく使われるシルクの様なデリケートな素材に最適ですよ。
ただ、紹介した通りあくまで手洗い・水洗いに使用する場合であり、洗う方法を守って行わないと色落ちや縮んだりしていますので注意が必要です。
【人気の中性洗剤】
▼花王 エマール リフレッシュグリーンの香り▼
▼LION アクロン ナチュラルソープの香り▼
▼P&G ボールド 香りのおしゃれ着洗剤▼
②アイロン
参照元:https://joshinweb.jp/
アイロンはほとんどのご家庭にあるかと思いますが、ネクタイだけでなく衣類にも使える道具なのでそろえておきたいですね。
シミ取り方法でも紹介しましたが、ネクタイに使う場合は中温もしくは低温で使用してください。
160度以上になるとシルクの素材が傷んでしまいます。
【人気のアイロン】
▼日立 コードレススチームアイロン▼
▼ハンディタイプのスチームアイロン▼
③ネクタイキーパー
ネクタイキーパーは一般のご家庭でお持ちの方は少ないと思いますが、ネクタイに厚みを持たせてくれる便利アイテムです。
ネクタイに膨らみを持たせるだけですが、自宅でネクタイを手洗いする際に大事なアイテムになります。
▼おすすめのネクタイキーパー▼
④菜箸
参照元:https://ja.wikipedia.org/
先ほど紹介したネクタイキーパーですが、手洗いのために買うのはもったいないと感じている方には菜箸がおすすめ!
菜箸の使い方は1本の菜箸をネクタイに通し持ち上げて、横に立ててアイロンを当てていくだけです。
ネクタイキーパーと違い両サイドに引っ張れないので、はじめはうまくいかない場合もありますが、自宅に必ずあるアイテムですので代用品としてぜひ試してみてください。
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まとめ
しつこいシミであれば、ネクタイの弱い素材から考えるとクリーニングに出すことをおすすめしますが、簡単なシミであれば自宅でも対応できるのでぜひ試してみてくださいね。
今回はネクタイのシミ抜きと、自宅でできる染み抜き方法や応急処置の方法も紹介しました。