社会人にとって、無くてはならない必須アイテムの一つが名刺入れ。
身だしなみはしっかりとしていても、ビジネスシーンにふさわしくない名刺入れを持っていると、それだけであなたや会社の評価は下がります。
名刺は自分だけでなく、会社の顔にもなる大切なアイテムなので、誰に出しても恥ずかしくない名刺入れを持ちましょう。
今回は名刺入れの選び方と、おすすめのメンズのブランドやおしゃれな名刺入れも紹介します。
名刺入れとカードケースの違いは?
『名刺入れとカードケースって何が違う…?』
『カードケースではダメ??』
確かに名刺入れでもカードを収納できますし、カードケースに名刺を入れることもできます。
そのため、よく分からずに同じようなものだと混同してしまいがちですが、しっかり違いを理解しておきましょう。
まずは名刺入れとカードケースの違いを紹介します。
名刺入れとは?
名刺入れとは言葉の通り、自分の名刺や頂いた名刺を収納するアイテムのことを指します。
参照元:https://creative.deluxcombo.com/
名刺は相手に自分と言う人間を知ってもらい、覚えてもらうために
- 自分の名前
- 会社名
- 連絡先
が記載されている小型の紙ですね。
名刺は自分を売り込むための重要なアイテムなので、折り曲がったり汚れていたりすると、自分の格を下げ、相手にも失礼にあたります。
また、相手からいただいた大事な名刺をポケットやカバンに無造作にしまうということは絶対に避けましょう。
名刺入れの定義としては、「名刺を大事に収納するアイテム」であることに加えて、名刺交換をするときのためだけに使う限定アイテムとなります。
カードケースとは?
カードケースとは、こちらも言葉の通りカードを収納するためのアイテム。
参照元:https://c-edge.fashion/
ご自身が持っている、
- クレジットカード
- キャッシュカード
- 免許証や保険証
- ポイントカード
などを収納するのが一般的です。
あまり使わないカード類を財布に入れていると、財布が膨らんで生地の劣化を早めてしまうことに繋がり、清潔感も無くなります。
そのため、利用頻度の低いものをカードケースに入れておくのがスマートですよ。
つまり、カードケースは日常使うカード類の整理をするものであって、名刺交換時に使う名刺入れとしては不向きになります。
名刺入れの選び方を紹介
さまざまなデザインやカラーがある中でどんな名刺入れを選べば、
- マナー違反にならない?
- 相手に好印象を残せる?
続いては名刺入れの選び方を紹介します。
①素材
名刺入れを選ぶときに、最初にこだわりたいポイントが素材。
名刺入れの素材には
- プラスチック
- エナメル
- 革
- アルミ
- 木材
などたくさんあります。
その中でおすすめな名刺入れの素材は、あらゆる業界にもマッチする革になります。
参照元:https://www.ginkawaya.com/
避けた方がいい名刺入れの素材は、プラスチックやアルミ・エナメル素材です。
カジュアルな印象が強くて安っぽく見えるため、会社によっては禁止されている企業もあります。
また、傷や指紋が目立ちやすい点でも避けた方が無難ですよ。
②色選び
おしゃれを重視して明るい派手な色を選ぶ方もいますが、ビジネスマナーから考えると一番のおすすめは黒色です。
とくに新社会人の方は黒色を選ぶ方が無難です。
ある程度の年齢や経験がつめば、多少は明るい色の名刺を持っても差し支えのない業界もありますが、基本は落ち着いた色がおすすめ。
参照元:https://gift.biglobe.ne.jp/
また、「革小物(バッグや靴・ベルトなど)は色を統一する」と、スーツスタイルではオシャレとされているため、黒以外だとブラウンもおすすめ。
なるべくシックなカラーを選ぶことが、どのような相手・場面においても印象が悪くなることはないでしょう。
③収納力の確認
お仕事や職種によって名刺交換の場面の多い少ないはあると思いますが、ビジネスパーティーなどに参加する機会も増えることを考えると、ある程度の収納力は欲しい所です。
目安としては、20〜30枚程度の収納力があれば大丈夫です。
参照元:https://www.organ-leather.com/
名刺交換をすることが多いなら、自分の名刺が無くならない様に50枚程度の収納ができる名刺入れを選ぶことをおすすめします。
④機能面
収納枚数の他にも名刺入れを選ぶ上で、必ずチェックしておきたい機能性は、
- 仕切りがある
参照元:https://www.kawashokunin.co.jp/
- マチ(※奥行き)にゆとりがある
参照元:https://www.kawashokunin.co.jp/
最低限として、自分と相手の名刺を仕切りで分けてキチンと整理しておきましょう。
複数の身分を掛け持ちしている方も仕切りがあれば便利ですよ。
また、名刺入れにしっかりとしたマチ(※奥行き)が無いと、出し入れがスムーズにいかない場合があるので、ゆとりあるサイズを選ぶ様にしましょう。
⑤縦型?横型?
名刺入れには大きく分けて縦型と横型の2種類があり、選び方としてはとくにどちらでないといけないという理由はありません。
現在の主流は横型が一般的ですが、以前は縦型が主流でした。
参照元:https://journey-leather.com/
縦型の名刺は現在では、取締役・開業医・弁護士など、社会で力のある方の象徴ともなっています。
名刺交換の際に、縦型の名刺を横型の名刺入れに入れることは特に問題ありません。
縦型は品格のある大人なイメージがありますので、新社会人の方であれば無難に横型がおすすめです。
⑥デザインやブランドは?
名刺入れを選ぶ上でデザインやブランドも気になりますね。
国内のビジネスマナーとしては、ブランドの主張が強いものや派手なデザインの名刺入れはおすすめましません。
参照元:https://latter.careveryday.top/
名刺交換は初見に行われる場面ですので、相手に誤解を招く恐れもあります。
一般の営業マンの名刺交換シーンを思い浮かべてみてください。
売り込みをしたい営業マンが高級ブランドの派手な名刺入れを持っていると、
『生意気だな…』
『チャラチャラしていて信用できなさそうだな…』
と、相手にネガティブなイメージや感情を抱かせてしまう可能性があります。
もちろん高級ブランドの名刺入れを持つことがダメという訳では無く、できるだけシンプルなデザインを選ぶ様にしましょう。
⑦名刺入れを購入する時の値段の相場は?
派手な名刺入れも控えた方が良いですが、安っぽい名刺入れも避けるように気をつけましょう。
- 新入社員の相場:10,000円〜20,000円前後
- 20代後半以降の相場:20,000円〜40,000円前後
デザインやどこのブランドにするか迷った場合は、高すぎず安すぎない相場を一つの目安にして選んでくださいね。
名刺入れのブランドでメンズにおすすめは?
名刺入れの選び方のポイントや注意点は把握できましたでしょうか?
何気ないアイテムである名刺入れですが、意外と奥が深いですね。
何も考えずにブランドの名刺入れを選べば、大人の格を上げられるというわけではありません。
続いてはメンズにおすすめのブランドの名刺入れ12選を紹介します。
Paul Smith(ポールスミス)
ポールスミスは、普段のファッションから活用しているメンズも多いのではないでしょうか?
シンプルなデザインにブランドのロゴも控えめなデザインなので、とても使いやすくなっています。
身近なブランドなら気負いせず選びやすいですね。
また、20代から40代まで幅広い世代に親しまれているブランドでもあるので、若い世代のメンズでも選びやすいですよ。
Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)
ホワイトハウスコックスは、大人メンズであれば財布で使っている方も多いブランドです。
ブランドの特徴でもある、ブライドルレザーを使った名刺入れ。
シンプルなデザインに上品な牛革を使用しており、品のある仕上がりになっています。
社会に慣れだし、少しランクを上げたいと感じた時におすすめなブランドの名刺入れです。
COACH(コーチ)
ご存じの方が多いコーチは、アメリカを代表する高級革ブランドですね。
こちらの名刺入れも、極力無駄を省いたデザインで上品に仕上がっています。
レディースからも人気のブランドなので、男女問わず好印象を持ってくれそうな、おすすめのブランドの名刺入れです。
CYPRIS(キプリス)
キプリスは新社会人のメンズにもおすすめなブランドです。
さまざまな革の素材を使ったブランドで、値段も8,000円台から40,000円前後まであり、50代のメンズにおすすめな名刺入れまで豊富にそろっています。
こちらはシラサギレザーを使った名刺入れ。
アンティーク調の表面に無地のシンプルなデザイン仕上げで、価格帯もお手頃ですよ。
GLENROYAL(グレンロイヤル)
グレンロイヤルは最高品質のブライドルレザーを使っているブランド。
馬具にも使われるブライドルレザーを使い、耐久性に優れているので長く使えます。
使い込むほどに味わいが増すレザーに、極力ムダのないシンプルなデザインで人気の名刺入れです。
dunhill(ダンヒル)
ダンヒルは社会人のメンズなら誰もが知っているブランド。
ビジネスシーンで好まれるシンプルなデザインで、上品な仕上がりのアイテム展開をしており、幅広い世代のメンズに親しまれています。
細かな型押しが施された上品な名刺入れ。
ブランドロゴが入ったメタルプレートがワンポイントのアクセントになっており、高級感のある仕上がりになっていますね。
GANZO(ガンゾ)
ガンゾは最高品質を追求しているレザーブランド。
有名なコートバン(馬革)やリザード(トカゲ)・クロコ革など、さまざまな革素材を扱っています。
こちらは上質なブライドルレザーを使用した名刺入れ。
経年変化を楽しめる素材としておすすめで、使い込む度に味が深まる素材です。
名刺収納は30枚可能なので、十分なスペースが確保されています。
ETTINGER(エッティンガー)
エッティンガーは、ホワイトハウスコックス・グレンロイヤルと並び、イギリスの革ブランドの中で御三家と言われる、世界的にも有名なブランド。
3ブランドの中で唯一、英国御用達ブランドとされている程の品質の高さをほこります。
内外でカラーのコントラストが違い、高級感の漂う名刺入れ。
デザインは無地でシンプルなので、先方に嫌なイメージを与えることなく使えます。
PRADA(プラダ)
プラダはイタリアを代表する高級ブランド。
世界中から厳選した素材を使い、熟練の職人より生み出されています。
カッティング加工が施され、コーナーにおなじみのブランドロゴがあしらったスマートな名刺入れ。
ブランドのロゴがさりげないデザインなので、ハイブランドでも嫌な印象を与えません。
落ち着いた大人の雰囲気が漂うアイテムです。
BVLGARI(ブルガリ)
ブルガリはメンズの香水ブランドとして長く親しまれていますが、名刺入れも上品で使いやすいブランド。
グレインレザーを使用したクラシカルな雰囲気の名刺入れ。
ブランドの象徴でもあるブルガリリングが引き立っており、とてもエレガントでスタイリッシュですね。
LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)
ルイヴィトンは説明不要の、世界的に有名な人気ブランド。
国内・海外・世代を問わず多くのセレブからも人気です。
ブラックチェックがクールな印象のダミエアンフィニの名刺入れ。
程よい主張の名刺入れですが、隠せない高級感が漂っていますね。
スーツだけでなくカジュアルなコーデにもマッチしますよ!
GUCCI(グッチ)
グッチの人気の名刺入れは、高級ブランドの華やかさを抑えた名刺入れです。
型押しカーフレザーを使い、ビジネスシーンにマッチした落ち着いた仕上がりですよ。
ブランド特有のダブルGが唯一存在感を出しています。
ぜひワンランク上の大人スタイルを楽しんでください。
まとめ
いかがでしたか?
できる大人を演出するのも大切なビジネステクニックですので、名刺入れの正しい選び方を理解し、自分にあった名刺入れを見つけてくださいね。
今回は名刺入れの選び方と、おすすめのメンズのブランドやおしゃれな名刺入れも紹介しました。