メンズファッションにおいて「ジーンズ」は、必要不可欠なアイテムですよね。

同じジーンズでも、ロールアップすることで雰囲気が随分と変わります。

しかしながら、

  • どうしてロールアップするのか?
  • ロールアップはした方がいい?
  • ロールアップの幅は?

なんとなく見よう見まねで取り入れている方も多いですね。

そこで今回はジーンズ(デニム)のロールアップのメンズコーデ!やり方や幅による印象の違いを紹介します!

この記事のライター

ファッションWEBライター(資格:ファッションデザイナー・服飾士) 秋本希望
ファッションWEBライター(資格:ファッションデザイナー・服飾士)
秋本 希望
2019年よりファッションライターとして執筆を開始。全くの素人からスタートしたものの、基礎からファッションをロジカルに学ぶことで2023年にはファッションデザイナー・服飾士の資格を取得。現在では自社で運営するメンズファッションサイトにて、初級者〜中級者に向けて、トレンドや着こなしをメインに日々情報を発信しています。
<資格>
ファッションデザイナー・服飾士
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ロールアップすることのメリットや効果

街中でも何気なく目にするロールアップですが、そもそもロールアップする理由や、ロールアップにはどんな効果があるのでしょうか?

裾が長過ぎるパターン

だらしない印象を払拭する

ロールアップする最も多い理由が、だらしない印象を払拭するためです。

もともとカジュアルな雰囲気の強いジーンズなので、裾にクッションが溜まり過ぎているとかなり野暮ったい印象になります。

クッションが溜まり過ぎて野暮ったい印象のジーンズ

足元は非常に目立つポイントであるため、ロールアップするだけでかなりスッキリした印象になります。

▼ロールアップによる印象の違い(正面)▼

ロールアップ・正面

▼ロールアップによる印象の違い(横から)▼

ロールアップ・横から

裾がズルズルとなっていたり、クッションが溜まり過ぎている場合はロールアップでスッキリさせてくださいね。

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ジャストレングスのジーンズの場合

裾の長さをジャストレングスに調整していてもロールアップすることは多々あります。

実用的な意味ではなく、印象の違いを楽しみましょう。

カジュアルに見せる

ロールアップしてジーンズの裏地が見えることで、ジーンズであることの主張が強まり、良くも悪くもカジュアルな雰囲気が高まります。

カジュアルに見せる

参照元:https://wear.jp/

また、色数や素材の切り替えが増えるほどカジュアルな雰囲気が高まるという特徴もあります。

なるべくキレイめに見せたいのであれば、ロールアップせずに穿きましょう。

足元に抜け感を作る

ロールアップで足元に抜け感を作ることも取り入れる理由として多いですね。

「抜け感」というと難しく聞こえますが、要は

  • 涼しげな印象
  • 軽やかな印象

この2つを作ることです。

ロールアップで抜け感を作る

参照元:https://wear.jp/

足首を見せれば春夏らしい涼しげな印象になり、白ソックスを見せれば

  • 爽やかさ
  • 軽やかさ
  • 清潔感

などを演出できます。

耳を見せる

これは「セルビッジデニム」に限ることですが、ジーンズの「耳(ほつれ止め)」を見せるためにロールアップしている方も多いです。

耳を見せるため

今ではUNIQLO(ユニクロ)にて安価で手に入れられるようになりましたね。

しかし、限られた古いシャトル機でのみでしか生産できないセルビッジデニムは希少性や価格が高く、他のジーンズよりも味わい深くなりやすいため、耳を見せて穿くことは、

  • 分かりやすく「いいジーンズ」であること
  • ジーンズへのこだわり

をアピールできます。

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ジーンズ(デニム)のロールアップのやり方や、幅などを紹介

デニムの裾を少しロールアップするだけで垢抜けた印象になりますよね。

シューズとの相性もよくなり、おしゃれなこだわりが感じられます。

ロールアップは大人のカジュアルシーンで欠かせない技!

それではさっそくジーンズ(デニム)のロールアップのやり方や、幅などを紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

デニムのロールアップの幅

①太めのロールアップでカジュアルさと個性を

太めロールアップでカジュアルに

参照元:https://wear.jp/

デニムはロールアップの幅を太めにとると、カジュアルでラフな印象になり、個性も加わります。

シンプルすぎて物足りない時や、周りと少し差をつけたいときは太めのロールアップがおすすめですよ。

②細めロールアップでシャープに

細めロールアップでシャープに

参照元:https://wear.jp/

デニムの裾を細めにロールアップすることで全体がシャープな印象に。

キレイめな着こなしや、カジュアルでも大人っぽい雰囲気を出したい時におすすめ。

程よい抜け感がこなれた雰囲気も演出してくれますよ。

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デニムのロールアップの長さ

①足の甲上まで

足の甲の上までロールアップ

参照元:https://wear.jp/

足の甲ラインまでのロールアップは、シューズとデニムの隙間がない、素足が見えない状態です。

ワイドシルエットのデニムにぴったりの方法で、男らしいワイルド感を演出できますよ。

ストリートファッションが好きな方や、ワイドデニムの着こなしで程よくメリハリを付けたい時に◎

②アンクル丈

くるぶしラインまでロールアップ

参照元:https://wear.jp/

くるぶしが見えるか見えないかのアンクル丈までのロールアップは、さりげないこなれ感が漂いますね。

適度な絞り込み具合がコンパクトな足元を演出してくれますよ。

③くるぶしよりも上

くるぶし上ラインまでロールアップ

参照元:https://wear.jp/

デニムをくるぶし上までロールアップすると爽やかな足元に。

その軽快な足元がコーデに抜け感を演出してくれます。

くるぶし上までロールアップしたコーデは、スニーカーやサンダル、革靴はもちろんですが、ボリュームのあるブーツの着こなしにも試してもらいたい方法です。

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シューズとデニムのロールアップの相性

①デニムのロールアップ×スニーカーでカジュアルに

ロールアップしたデニムとスニーカーは相性抜群で、定番の組み合わせですね。

デニムのロールアップ×スニーカーでカジュアルに

参照元:https://wear.jp/

定番コーデもロールアップするだけで、野暮ったさを感じさせない垢抜けた雰囲気に。

②デニムのロールアップ×サンダルでリラックスした雰囲気に

ロールアップしたデニムとサンダルの組み合わせは、絶妙なリラックス感がおしゃれですよね。

ロールアップの長さや幅は、スタイルに合わせてお好みに。

デニムのロールアップ×サンダルでリラックスした雰囲気に

参照元:https://wear.jp/

キレイめな着こなしであれば、グルカサンダルやレザーのサンダルでデニムをロールアップすると◎

ロールアップの幅は細めがいいですね。

③デニムのロールアップ×革靴でキレイめカジュアルに

デニムをロールアップした若々しい雰囲気をグッと大人っぽくしてくれる革靴

デニムのロールアップと革靴を合わせたコーデ

参照元:https://wear.jp/

キレイめなスタイリングや、大人メンズには必須とも言えるアイテムです。

デニムと革靴は、ドレスとカジュアルのバランスが非常に良く、万人から好感を持たれやすいアイテム合わせですね。

④デニムのロールアップ×ブーツでワイルドに

デニムのロールアップ×ブーツでワイルドに

参照元:https://wear.jp/

ボリュームのあるブーツとデニムのロールアップも相性のいい組み合わせ!

ブーツの重圧感をロールアップでスッキリとした足元に仕上げてくれます。

ポイントはブーツの履き口あたりの位置でロールアップすること。

ブーツの種類によっても感じが変わるので、ぜひ試してみてくださいね。

また、ブーツ感覚で履けるハイカットスニーカーにもおすすめですよ。

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デニムのロールアップのメンズコーデ12例

ロールアップのコーデはシンプルだからこそ失敗したくないテクニック。

実際におしゃれメンズ達がどのような着こなしに、どのようにデニムをロールアップしているのかチェックすれば、あなたらしい着こなしのヒントになるはず!

続いてはデニムのロールアップのメンズコーデを紹介します!

●スニーカー

白T×ワイドデニム×黒スニーカー

白のTシャツ×スニーカー×ワイドデニムのロールアップのコーデ

参照元:https://wear.jp/

Tシャツとデニムのシンプルかつ定番の着こなしは、ルーズなシルエットが今っぽさを演出しますね。

ワイドデニムはそのままだと足元がもたつきがち。

ロールアップすることで、ストンと落ちてシルエットがキレイになり、スッキリとまとめてくれます。

スニーカーは黒をチョイスして、全体をうまく引き締めていますね。

黒のロゴT×ワイドデニム×黒スニーカー×バケットハット

黒のTシャツ×黒のスニーカー×ワイドデニム

参照元:https://wear.jp/

黒のTシャツにワイドデニムは男らしくワイルドな印象ですよね。

スニーカーやハットも黒で統一してクールにキマッています。

ワイドデニムは幅広ロールアップで男らしさをキープ!

品のよさを感じるストリートカジュアルコーデの完成です。

グレーカーディガン×白T×ワイドデニム×黒スニーカー

グレーカーディガン×白T×ワイドデニム×黒スニーカー

参照元:https://wear.jp/

白・黒・グレーのモノトーンをベースにしたコーデ。

デニムは濃色のインディゴなので黒に近い落ち着いた印象に。

黒スニーカーでもソールが白なら軽やかに仕上がります。

ボアジャケット×白のタートルネックT×デニムパンツ×黒スニーカー

ボアジャケット×スニーカー×デニム

参照元:https://wear.jp/

デニムとスニーカーの組み合わせはカジュアル色が強い印象。

アイボリーカラーのボアジャケットを合わせることで、ナチュラル感がおしゃれな優しいスタイルに仕上がりますね。

全体的にボリュームがあるので、デニムはロールアップして抜け感を演出しています。

●サンダル

ベージュのシャツ×白T×黒スキニー×スライドサンダル×キャップ

ベージュのシャツ×白T×黒スキニー×スライドサンダル×キャップ

参照元:https://wear.jp/

カジュアルでラフになりやすいスライドサンダルを、タウン用に大人っぽく履きこなしています。

トップスにはシャツ、ボトムスは黒スキニーの王道のキレイめカジュアルスタイルですね。

シャツの裾もロールアップし、目立ち足元と手首回りに抜け感を作っています。

白の半袖シャツ×白のロゴT×ワイドデニム×レザーサンダル

白の半袖シャツ×白のロゴT×ワイドデニム×レザーサンダル

参照元:https://wear.jp/

サンダルでもラフになり過ぎなようにするために有効なレザーサンダル。

デザインはカジュアルでも素材が大人っぽさを演出し、他の素材と比べてコーデに上品さを加えてくれます。

ワイドシルエットで野暮ったくなりそうですが、色をシンプルにし、足元をロールアップしているおかげでスッキリした印象になっていますね。

タイダイ柄T×ワイドデニム×ビーチサンダル×バケットハット

タイダイ柄T×ワイドデニム×ビーチサンダル×バケットハット

参照元:https://wear.jp/

春夏のお出かけ気分を盛り上げてくれるタイダイ柄Tコーデ。

派手すぎないデザインなのでコーデに取り入れやすく、カジュアルになりすぎていないですね。

また、黒のバケットハット加えることで大人っぽさとこなれた雰囲気に仕上げています。

カットオフスウェット×デニムパンツ×スポーツサンダル

カットオフスウェット×デニムパンツ×スポーツサンダル

参照元:https://wear.jp/

夏は淡色のインディゴデニムも履きたくなるアイテムですね!

カジュアルになる一方で、夏らしい季節感を高めてくれます。

バッグやサンダルは黒にしてコーデを引き締めていますね。

●レザーシューズ

グレーのオープンカラーシャツ×ベージュT×デニムパンツ×チロリアンシューズ

グレーのオープンカラーシャツ×ベージュT×デニムパンツ×チロリアンシューズ

参照元:https://wear.jp/

大人っぽさだけでなく、開いた襟が抜け感のある首回りを作ってくれるオープンカラーシャツ。

カラーはグレーをチョイスしているため、地味にならないようにチェック柄を取り入れています。

また、タックインすることでスタイルアップし、着こなし方でも周りと差をつけていますね。

ワイドデニム×半袖シャツ×ローファー

ワイドデニム×半袖シャツ×ローファー

参照元:https://wear.jp/

半袖シャツ×インディゴデニムの、定番のキレイめカジュアルコーデ。

カジュアルなジーンズですが、ロールアップしてスッキリさせ、足元をドレスシューズにすることでグッと大人の着こなしに。

また、淡色のコーデをバッグやシューズを使ってうまく引き締めていますね!

ボアブルゾン×チェックシャツ×デニムパンツ×ドレスシューズ

ボアブルゾン×チェックシャツ×デニムパンツ×ドレスシューズ

参照元:https://wear.jp/

セルビッジデニムはロールアップして「赤耳」を見せて履くのが一般的。

足首で白ソックスを見せることで爽やかさや清潔感をプラスしています。

少し主張の強いベージュのチェックシャツですが、同系色のブラウンのボアブルゾンでうまく引き締めていますね。

トレンチコート×グレーパーカー×ストライプシャツ×ワイドデニム×ローファー×キャップ

トレンチコート×グレーパーカー×ストライプシャツ×ワイドデニム×ローファー×キャップ

参照元:https://wear.jp/

カジュアルなコーデも大人っぽくまとめてくれるロングコートコーデ。

ローファーを合わせるだけで上品な印象になりますが、ロールアップすることでさらにスッキリした足元に。

大人っぽさを加えるため、ストライプシャツをレイヤードしていますね。

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まとめ

普段何気なくデニムのロールアップしていた方が多いと思いますが、ロールアップの幅や合わせるシューズなどで印象がガラリと変わります。

シーンやスタイルに合わせてロールアップ方法に変化をつけるのもポイントなので、ぜひ実践してみてくださいね。

軽やかな足元で、いつもとは一味違うおしゃれなスタイルを楽しみましょう!

今回はジーンズ(デニム)のロールアップのメンズコーデ!やり方や幅による印象の違いを紹介しました。

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