少し広めに開いた襟が大人の色気を演出してくれるボートネックTシャツ。
顔に近い襟回りは非常に目立つポイントなので、ここにこだわるだけでも周りと少し違った印象を作れますよ。
シンプルなクルーネックに飽きを感じ始めているなら、抜け感やレイヤードも楽しめるボートネックにトライしてみませんか?
今回はボートネックTシャツのインナーには何を着る?メンズの着こなし方やコーデ、おしゃれアイテムを紹介します。
この記事のライター
<資格>
・ファッションデザイナー・服飾士
ボートネックTシャツとは?
Tシャツの襟元は、主にクルーネック、Vネック、Uネックなどがあります。
ボートネックTシャツとは、鎖骨にそってカーブを描くラインの襟のデザインを指し、メンズやレディース問わず安定した人気があるTシャツ。
襟の形が「船の底」のような形をしていることから「ボートネック」と名付けられています。
参照元:https://paypaymall.yahoo.co.jp/
一般的なクルーネックと比べると、襟の幅が広くて浅いことが画像から見て分かりますね。
縦は浅めの開きにすることでイヤミな雰囲気になるのを抑え、横に広めに開くことで首回りに抜け感が生まれ、春夏らしい涼しげな印象を作ってくれます。
そのため、無地はもちろんですが、爽やかなボーダー柄も人気。
手持ちのスラックスやジーンズ・チノパン、夏であればハーフパンツと、どんなボトムスとも相性よくマッチしますよ。
また、肩からタンクトップやインナーをチラ見せしてアクセントを作ったり、シャツを合わせるレイヤードスタイルなど、幅広い着こなしに対応してくれます。
ボートネックTシャツの着こなし方
1枚で着るイメージの強いボートネックTシャツですが、実は重ね着をしてもおしゃれな着こなしが楽しめる万能なアイテムでもあります。
それではさっそくボートネックTシャツのおしゃれな着こなし方を紹介します。
①タンクトップかTシャツと重ね着をする
ボートネックTシャツは、横幅のある首元が特徴。
それを活かしてタンクトップやTシャツをインナーに合わせて肩と裾から見せると、こなれた印象に着こなせます。
春夏はどうしてもシンプルになりがちなので、インナーを見せたレイヤードでコーデに厚みを持たせましょう。
②ジャケットと合わせる
ボートネックTシャツの着こなし方の2つ目は、ジャケットと合わせることです。
クルーネックよりもボートネックTシャツを合わせることで抜け感が生まれて春夏らしい雰囲気になり、テーラードジャケットで大人っぽい着こなしが完成します。
テーラードジャケット以外にもデニムジャケットや、ミリタリージャケットなどの着こなしにも幅広く使えますよ。
③シャツと合わせる
3つ目はシャツと合わせること。
春夏用のニット素材であればシャツをインナーに、Tシャツ素材ならシャツを上から羽織るスタイルにも当然マッチします。
シャツをプラスすれば清潔感が加わり、より大人っぽいスタイルに仕上げてくれますね。
④カジュアルなパンツと合わせる場合は注意が必要
Tシャツのデザインが無地・ボーダーに関わらず、合わせるボトムスがデニムパンツやチノパンなどのカジュアルなパンツを合わせる場合は注意が必要。
特にボーダー柄のTシャツは無地よりもカジュアルな雰囲気が強くなるため、そこにカジュアルなパンツを合わせると子供っぽくなりやすくなります。
初心者の方はどのパンツであっても「裾にクッションを作り過ぎない」ことを意識しましょう。
春夏はロールアップやアンクル丈で抜け感を作れば季節感も演出でき、スッキリした足元で野暮ったい印象になることもありません。
ロールアップはすぐに誰でも取り入れられるテクニックなので、印象の違いを一度試してみてくださいね。
ボートネックTシャツのメンズコーデ15例
メンズの魅力を引き立ててくれるボートネックのTシャツ。
実際におしゃれメンズたちどのような着こなしをしているでしょうか??
続いてはボートネックTシャツのメンズコーデを紹介します。
シングルトレンチコート×デニムパンツ×スニーカー
参照元:https://wear.jp/
春先はスプリングコートのインナーに合わせて春らしいアクセントに。
デニムパンツやスニーカーでカジュアルに合わせても、コートが大人っぽい雰囲気を作ってくれます。
また、白・黒のボーダーならどんなカラーとも合わせやすいですね!
デニムパンツ×スニーカー
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デニムパンツとシンプルに合わせたカジュアルスタイル。
ジーンズはフルレングスですが裾にクッションができない丈感のアイテムをチョイスし、さらにシックなインディゴにしているので落ち着いた雰囲気に。
トップスはグリーン、スニーカーはグレーですが、色味がかなり近いので、まとまりのある仕上がりになっています。
フィッシングベスト×ワイドチノ×白スニーカー×キャップ
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シンプルなコーデにひと癖加えてくれるフィッシングベスト。
オールブラックなので悪目立ちせず、ボーダーの主張も程よく抑えてくれています。
ボリュームスニーカーとキャップでストリートな雰囲気に仕上げていますね。
ワイドデニム×スニーカー×キャップ
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上下ゆったりしたシルエットにカジュアルアイテムでまとめたストリートコーデ。
ストリートファッションは黒を中心としたシックなカラーを使うことが多いですが、ボーダー柄やライトインディゴのデニムパンツなどの明るい色彩で差別化。
ボリュームあるスニーカーやベースボールキャップもストリートファッションには欠かせませんね!
ネイビーのシャツ×ワイドデニム×スニーカー
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ボーダー柄のボートネックTは、肩掛けやたすき掛けなどのアクセント使いにもおすすめ。
シンプルな着こなしがパッと爽やかになり、こなれた印象になります。
トップスが黒シャツなので、ボーダーがよく映えています。
白のタンクトップ(インナー)×ブラウンのチノパン×サンダル×バケットハット
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無地のボートネックTに白のタンクトップをレイヤードした着こなし。
白をレイヤードして肩口と裾からチラ見せすることで爽やかさがプラスされ、コーデにこなれ感も生まれます。
また、カラフルな総柄のバケットハットがアクセントになっており、夏らしい季節感も演出していますね。
ワイドカーゴ×サンダル
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カジュアルトレンドの中で、再度定番として定着したカーゴパンツ。
両サイドのポケットが特徴的で、ミリタリーアイテムならではの男くさい雰囲気を加えてくれます。
カーゴパンツはかなり野暮ったくなりやすいので、裾はクッションを作らずにスッキリとさせておきましょう。
グレーのワイドスラックス×サンダル
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寂しくなりがちな首元をヘッドフォンでこなれた印象に。
グレーのボトムスと合わせることでシックになり過ぎず、ナチュラルな雰囲気にハマっていますね!
ややカジュアルな雰囲気が強いため、小物やサンダルは黒で統一しています。
ワイドパンツ×スニーカー
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モノトーン+ブラウンTで落ち着いた印象のコーデ。
リラックス感のあるシルエットが大人の余裕を感じさせ、クルーネックよりもボートネックで男の色気をプラス。
シンプルになり過ぎないようにネックレスやブレスレット、腕時計をプラスし、物足りない雰囲気にならないようにしていますね。
ショートパンツ×スニーカー
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夏に欠かせないスタイルの一つである短パンコーデ。
ボーダーTにショートパンツを合わせるスタイルは、かなり子供っぽくなりやすいので注意が必要。
膝上丈&裾幅の広いショートパンツを選び、黒のサコッシュも良い引き締め役になっていますね!
テーラードジャケット×ベージュのワイドパンツ×ドレスシューズ
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テーラードジャケットと合わせればバランスのいいキレイめカジュアルスタイルに。
ドレスな雰囲気の強いテーラードジャケットは、デザインやカラー、シルエットで少し遊んだとしても大人っぽくまとめてくれます。
もう少しカジュアルにするなら、シューズをスニーカーや、春夏らしくサンダルを合わせるのもおすすめですね。
白のワイドジョガーパンツ×サンダル
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腰の位置が高くなることで脚長効果の高いタックインコーデ。
ここ1〜2年で少しずつ見かけることが増えてきましたね!
また、タックインすることで、カジュアルな着こなしもグッと大人っぽい印象になります。
グレータンクトップ×白のワイドパンツ×スニーカー
参照元:https://wear.jp/
白をメインにした春夏らしい爽やかなコーデ。
タンクトップのレイヤードやベルトでアクセントを作り、こなれた印象に。
また、クロシェットのようなネックレスがワンポイント入ることで、コーデがグッと引き締待っています。
ショートパンツ×レザースリッポン
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コーデュロイ素材のショートパンツを合わせたサーフスタイル。
明るいイエローベージュで夏らしさを出し、トップスとシューズで引き締めて大人の着こなしに。
革靴やローファーなどのドレスシューズが苦手な方は、レザーのスリッポンがおすすめですよ。
ネイビーのイージーパンツ×ローファー×バケットハット
参照元:https://wear.jp/
全身をシックにまとめ、都会的でモードな雰囲気のコーデ。
Tシャツとイージーパンツのカジュアルな着こなしですが、ローファーで引き締め、バケットハットで上品にまとめています。
カラーも黒とネイビーだけに統一しているため、カジュアルさを感じさせない着こなしになっていますね!
おしゃれなメンズのボートネックTシャツ6選
続いてはおしゃれなメンズのボートネックTシャツを紹介します。
ボートネックTシャツ初心者のメンズにもおすすめのアイテムをそろえたので、ぜひチェックしてみてくださいね!
コットン100%の天竺素材
コットン100%を使った天竺素材のボートネックTシャツ。
型崩れしにくく、とても滑らかな肌触りが特徴です。
天然素材のナチュラルな表情に加え、クルンと丸まったラフな縫製始末の裾と、脇に残した空環仕様がいいアクセントになっています。
七分袖の無地で着回し力も高く、1枚でもインナーとしてもおしゃれに着こなせるアイテムです。
ORCIVAL(オーチバル/オーシバル)
フランスの老舗ブランド、オーチバルのボートネックTシャツ。
素材にこだわり、重ね着してもストレスを感じないサラッとした着心地の一着です。
シンプルなデザインなので、1枚でも重ね着にも幅広く着こなせますよ。
1枚でレイヤードスタイルがキマる
ボートネックTで迷いがちなのが合わせるインナー。
フェイクレイヤードなら難しいことを考えなくても、着るだけでコーデをサマに見せてくれます。
こちらはかなりワイドなカットソーになっているため、ボトムスもワイドパンツなどのやや太めのパンツと相性が抜群。
素材はコットン100%の度詰めした天竺生地を使用しており、ソフトタッチでありながらコシがあり、耐久性の高さも魅力です。
ビッグシルエット
旬のシルエットが完成するビッグシルエットが魅力のボートネックTシャツ。
素材はコットン100%でやや厚手(8.5オンス)のヘビーウェイト生地を使用。
裾をチラ見せさせるレイヤードスタイルや、ワイド・スリムどちらのパンツにも相性が良い一枚です。
こだわり素材でシンプルに
シンプルなデザインでコーデを選ばず、一枚でもインナーでもロングシーズン活躍してくれるボートネックシャツ。
熟練の職人によって編み立てられた生地は、自然に体になじみ、着込むほどにコットン特有の風合いが増していきます。
ジャストサイズの着丈・身幅なので、スタイルに合わせて表情を変えてくれる優秀なアイテムです。
耐久性も高く、一枚持っておくと長く重宝できるTシャツですよ。
SAINT JAMES(セントジェームス)
フランス生まれのセントジェームスは、マリンウエアを中心に世界中で支持があるブランド。
ブランドの定番人気の細めのボーダーで仕上がった、大人っぽい着こなしができるTシャツ。
しっかりとした厚手のコットン生地は肌触りが良く、着心地も抜群の一着ですよ。
ボーダーだけで5色展開と、豊富なカラーバリエーションも人気の理由です。
あとがき
いかがでしたか?
シンプルなコーデが多くなるこれからの季節に、襟元で変化を加えられるボートネックTシャツがあれば、簡単に周りと差をつけられますね。
1枚着はもちろん、重ね着すればこなれ感がアップしますよ。
今回はボートネックTシャツのインナーには何を着る?メンズの着こなし方やコーデ、おしゃれアイテムを紹介しました。